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N-Wii.net管理人が淡々と2007年のWiiを振り返る ~後編~

 今年も残りわずかだからとりあえず2007年を振り返る企画の後編です。長くなりますが、Wiiの2007年7月~12月を振り返っていきたいと思います。

 ※1月~6月については、前編をご覧ください。
  → N-Wii.net管理人が淡々と2007年のWiiを振り返る ~前編~

2007年7月

 7月は、E3が開催されましたね。「Wiiザッパー」「マリオカートWii&ハンドル型アタッチメント」「Wii Fit」などが発表されました。「スマブラX」は北米で12月3日発売と発表されたのもE3ですが、来年に延期になってしまいましからねえ。でも、日本が世界最初になったのが不幸中の幸いですかね。

 あと、Wiiのハードウェア事業が既に黒字になっているというニュースは業界にとっても衝撃だったのではないでしょうか。とあるハードは未だに赤字垂れ流しだったりするので、これは率直にすごいなあと思います。これが利益の高さの秘密ですね。
 そういえば、Wii本体の国内累計が300万台を突破したのも7月でした。ここまでは本当に順調でした。ここから先、ちょっと鈍ってしまうんですよね。

  → 2007年7月に発売されたWiiソフト (N-Wii.netデータベース)

 7月は、発売されたタイトルも豪華でした。任天堂の「マリオパーティ8」、スクエニの「ドラゴンクエストソード」、ナムコの「パワプロ14」などなど。
 一方で、コナミの「デューイ」は痛々しかった。なんであんなにも低調だったんでしょうかね。もうちょっと売れるとは思っていたんですが、これは衝撃でした。


2007年8月

 8月は、Wii本体ミドルウェアのVer.3.0Jアップデートが一番のニュースと言いたいところですが、アップデート後に不具合が続出してしまいました。不具合発生の時期も悪く、対応は結局お盆明けに。
 また、数日前には「フォーエバーブルー」にも不具合が発生、7月にはDSで「家計簿ダイアリー(任天堂)」や「太鼓の達人(ナムコ)」などでもバグが見つかり、相次ぐ任天堂系ハードでの不具合に対して不安の声も少なくありませんでした。
 これらが影響したのかは分かりませんが、Wii本体の週間販売数が落ち始めたのもこの頃でしたね。

 明るいニュースはWii本体の全世界累計販売が1000万台を突破し、しかもXbox360を抜いた事ですね。これで任天堂は、スーパーファミコン以来10年振りに据え置き型ゲーム機トップシェアの座に返り咲いたことになります。

  → 2007年8月に発売されたWiiソフト (N-Wii.netデータベース)

 8月は発売されたソフトが少なく、前述の「フォーエバーブルー」以外は特にこれと言ったものはありません。


2007年9月

 9月は……特にニュースはありませんでした。「任天堂カンファレンス」を前にして、嵐の前の静けさと言う感じです。
 そういえば、「Project H.A.M.M.E.R.」の開発中止が明らかになったのは9月でした。個人的には残念なニュースだったんですが、うちのサイトでやった「Wiiニュース大賞2007」では1票も獲得しなかったんですよねぇ。認知度が低かったんでしょうか。

  → 2007年9月に発売されたWiiソフト (N-Wii.netデータベース)

 9月は「マリオストライカーズ」ですね。売り上げ的には他はいまひとつで、ここでもサードの厳しさが浮き彫りに。


2007年10月

 10月10日には「任天堂カンファレンス2007.秋」が開催されました。言い切れない程の情報が公開されていますので、上のリンクや以下のニュースをご覧頂けたらと思います。
  → 「スマブラX」の発売日が決定、08年初頭に延期――「ソニック」参戦も発表
  → ソフトダウンロードサービス「Wiiウェア」が発表、08年3月スタート
  → 「Miiコンテストチャンネル」と「みんなのニンテンドーチャンネル」が11月スタート
  → 「モンスターハンター」が電撃移籍! 最新作「3」はWiiで発売
  → 任天堂、Wiiのネット接続率向上に向けてNTTとの協業サポートを発表
 特に「モンハン3」は、任天堂とカプコンが用意したカンファレンス最後のサプライズでした。会場でもどよめきがあったようですので、報道陣や関係者にとっても寝耳に水だったんでしょうね。

 あと、25日には任天堂の中間決算が発表され、翌日には経営方針説明会が開催されました。ここでは、2008年3月までに「TV番組表チャンネル」がスタートする事、来年より中国や韓国でもWiiを展開する事などが発表されました。
 「Wiiリモコンジャケット」の無料配布が始まったのも10月でしたね。見た目こそ賛否両論ですが安全にプレイできるのは確かで、小さい子供がいる家庭などでは重宝するのではないでしょうか。
 あとはWiiがグッドデザイン賞の金賞に選ばれたことですね。大賞はエネループでしたが、Wiiとは僅差だったようです。

  → 2007年10月に発売されたWiiソフト (N-Wii.netデータベース)

 10月は、任天堂ソフトは発売されませんでした。サード関連では、日本初のWiiザッパー対応ソフトとなった「ゴーストスカッド」が好調でした。あとは「宝島Z」なんですが、売り上げの面で言うと今ひとつな結果でした。作品としては良かっただけに残念。


2007年11月

 11月は、「Miiコンテストチャンネル」や「みんなのニンテンドーチャンネル」のスタート、任天堂とNTTのネット協業など、色々と新しいことが始まりましたね。

 で、ようやく発表されたのがクラブニンテンドーのプラチナ会員特典ですね。「SFC風クラシックコントローラ」「スーパーマリオギャラクシー オリジナルサウンドトラック2枚組」「2008年カレンダー2枚」という豪華な賞品ラインナップでした。
 僕はスーパーマリオギャラクシーのサウンドトラックにしましたが、皆さんは何にしましたか? ギャラクシーの音楽は良質ですので、選ばなかった人もぜひ景品として貰って聴いてみてください。

  → 2007年11月に発売されたWiiソフト (N-Wii.netデータベース)

 11月のWiiソフトは、なんと言っても「スーパーマリオギャラクシー」ですよ。初週25万本を売り上げた後はちょっと伸び悩み値崩れの懸念があったものの、今は年末商戦の主役として好調な売り上げを記録しています。
 サードでは、「バイオハザード アンブレラクロニクルズ」ですね。初週で10万本を超えて品薄状態になり、Wiiザッパー同梱の限定版も再出荷されるという人気振りでした。あとは……「オプーナ」ですかね。まあ、オプーナは恵まれませんでしたね。色々大変だったなと思います。


2007年12月

 12月と言えば年末商戦です。今年は、ニンテンドーDSと並んでWiiも世界各地でクリスマスの主役になりました。米国では訴訟沙汰になってしまう程にWii本体が品薄です。ひと月で100万台も売れば、そりゃあ足りなくなりますよね。
 Wii本体の売り上げを見ると、日本で累計400万台突破米国で累計700万台突破世界全体で見ても累計1500万台突破という、何とも景気の良い数字ばかりが並んでいます。

 ほか、「写真チャンネル」と「ショッピングチャンネル」がバージョンアップしました。そして日本でWiiが発売されてからちょうど1年です。

  → 2007年12月に発売されたWiiソフト (任天堂ホームページ)

 12月は「Wii Fit」が発売されました。他は、やはりサードの不調でしょうか。「チョコボ」の3万本が健闘したくらいです。まだまだWiiは、任天堂タイトルが強すぎる状態にありますよね。

 ……という話をした後ではありますが、今月は任天堂タイトルがすごかった。クリスマス前の時点で、「マリオ&ソニック」が累計30万本、「スーパーマリオギャラクシー」は60万本、「Wii Fit」は55万本、「マリオパーティ8」にいたってはミリオン突破、そして一時は低調になっていた「Wii Sports」や「はじめてのWiiパック」も息を吹き返すという、凄まじい年末商戦になっています。やはりこの時期は任天堂が強い。
 てかこういう話題をうちでは記事にしてなかったですね。しまった…


 というわけで、駆け足で2007年を振り返りました。あなたにとっての2007年は、いかがでしたか? 2008年もWiiと供に歩んでいけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
◎この記事について
  編集者: にんてんまん
  記事のカテゴリ: 特集・コラム
  (関連: Wiiニュース, 特集・コラム > コラム・社説

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