- 2007年11月09日 23:54
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1日に発売された「スーパーマリオギャラクシー」は、初日で13万本、発売初週で25万本を販売するという比較的好調なセールスとなりました。しかし消化率が思ったほど良い状況ではなく、在庫が過剰気味になってきているとの事です。
ゲームの裏話さんによると、
ここで「スーパーマリオギャラクシー」の在庫状況について軽く分析してみましょうか。以下、個人的な分析が混じりますので、その点をご注意ください。
上の「消化率が4割に届かない」という情報から、発売日前後での出荷は60万本~70万本程度と推測されます。これは、10月初めに受注は既に70万本も集まったという情報があったため、正しい数字なのではないでしょうか。つまり発売初週の集計を終えた時点、つまり11月5日頃には40万本以上の在庫が市場にあったと言うことになります。
で、ここ数日で行われた出荷と言うのは、恐らく初旬以降に受注のあった分であると推測されます。個人的な予想ですが、ここ数日の出荷分と今週の売上分がほぼ相殺され、市場の在庫はそれほど減少していないのではないでしょうか。
すると、上でもあったように、在庫を抱えすぎた一部の問屋が投売りに走ると言う可能性があり、店頭価格が下落していく可能性もあります。
ここで言いたいのは「マリオを買うなら来週以降だよ」なんて事ではなく、「スーパーマリオギャラクシー」という今のところWiiタイトルの中で最も存在感のある作品がたとえ一瞬でも値崩れを起こせば、Wiiの市場に対する信用が大きく失われるのではないか、と言うことです。
ただでさえ「Wiiはライト向けしか売れない」などと指摘されているなか、最悪の事態は避けたいものです。
「スーパーマリオギャラクシー」は年末商戦に向けて大きな伸びが期待できるタイトルであり、現状での消化率や在庫状況だけを見て値下げを行うのは、賢明な判断ではありません。
ですが、任天堂の追加出荷もちょっと理解しがたいですね。消化率が低い現状は認識できているはずですし。まあこの辺はやむを得ない部分もあるのですが。
出だしが好調なハードでも、何かミスを犯せばそれが連鎖して崩壊に進むと言う例がありますので、ここは関係各社に冷静な判断をお願いしたいところです。
◎関連リンク
□「Wii:マリオギャラクシー」発売初週で25万本の販売 (ゲームの裏話)
◎関連ニュース
□「スーパーマリオギャラクシー」、受注は異例の70万本
□「スーパーマリオギャラクシー」、初日の売り上げは13万本
□「スーパーマリオギャラクシー」、初週の売り上げは25万本
※この記事で取り上げた出荷数は予測が含まれており、確実な情報ではありません。ご注意ください。
消化率4割に届かない状況の中で最近追加出荷が行なわれ、
発注しすぎたと思われる問屋が破格の値段で案内しており、
これに追随する動きが来週あたりにもあるかもしれません。
ここで「スーパーマリオギャラクシー」の在庫状況について軽く分析してみましょうか。以下、個人的な分析が混じりますので、その点をご注意ください。
上の「消化率が4割に届かない」という情報から、発売日前後での出荷は60万本~70万本程度と推測されます。これは、10月初めに受注は既に70万本も集まったという情報があったため、正しい数字なのではないでしょうか。つまり発売初週の集計を終えた時点、つまり11月5日頃には40万本以上の在庫が市場にあったと言うことになります。
で、ここ数日で行われた出荷と言うのは、恐らく初旬以降に受注のあった分であると推測されます。個人的な予想ですが、ここ数日の出荷分と今週の売上分がほぼ相殺され、市場の在庫はそれほど減少していないのではないでしょうか。
すると、上でもあったように、在庫を抱えすぎた一部の問屋が投売りに走ると言う可能性があり、店頭価格が下落していく可能性もあります。
ここで言いたいのは「マリオを買うなら来週以降だよ」なんて事ではなく、「スーパーマリオギャラクシー」という今のところWiiタイトルの中で最も存在感のある作品がたとえ一瞬でも値崩れを起こせば、Wiiの市場に対する信用が大きく失われるのではないか、と言うことです。
ただでさえ「Wiiはライト向けしか売れない」などと指摘されているなか、最悪の事態は避けたいものです。
「スーパーマリオギャラクシー」は年末商戦に向けて大きな伸びが期待できるタイトルであり、現状での消化率や在庫状況だけを見て値下げを行うのは、賢明な判断ではありません。
ですが、任天堂の追加出荷もちょっと理解しがたいですね。消化率が低い現状は認識できているはずですし。まあこの辺はやむを得ない部分もあるのですが。
出だしが好調なハードでも、何かミスを犯せばそれが連鎖して崩壊に進むと言う例がありますので、ここは関係各社に冷静な判断をお願いしたいところです。
◎関連リンク
□「Wii:マリオギャラクシー」発売初週で25万本の販売 (ゲームの裏話)
◎関連ニュース
□「スーパーマリオギャラクシー」、受注は異例の70万本
□「スーパーマリオギャラクシー」、初日の売り上げは13万本
□「スーパーマリオギャラクシー」、初週の売り上げは25万本
※この記事で取り上げた出荷数は予測が含まれており、確実な情報ではありません。ご注意ください。
◎この記事について
編集者: にんてんまん
記事のカテゴリ: スーパーマリオギャラクシー
(関連: Wiiニュース, Wiiニュース > Wii本体 出荷計画, Wiiニュース > Wiiソフト 売り上げ, 特集・コラム)
編集者: にんてんまん
記事のカテゴリ: スーパーマリオギャラクシー
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コメント (4件)
- kome 2007/11/10 AM09:37
- N-Wii.net ニュース記事 編集者様
>出だしが好調なハードでも、何かミスを犯せば
>それが連鎖して崩壊に進むと言う例がありますので
興味深い話ですね。
どのハードで、どんなミスが原因となったのか、
出典を明らかにしていただけると嬉しいです。 - にんてんまん 2007/11/10 PM07:13
- N-Wii.net管理人のにんてんまんです。
プラットフォームホルダーの戦略ミスという観点から見ると、
セガの「セガサターン」が当てはまるのではないでしょうか。
・本体発売後、市場を牽引するキラーソフトが発売されない
・そのため、セガの主力だった北米などで売上が不振
・ハードの製造費が高かったため、他社との値下げ攻勢に負ける
・日本では値下げしたが、コストが上回る状態になり事業が赤字
・その後、巻き返しを図るため次世代機「ドリームキャスト」を早々に発表、終焉
あと、崩壊はしていませんが舵取りの失敗ということで、
ソニーの「プレイステーション3」も当てはまるかと思います。
・BDなど新技術の仕様決定が遅れ、2006年春から発売延期
・本体製造費が高騰、価格設定でミス
・本体生産が遅れ、初回出荷が激減。スタートダッシュの失敗
・開発環境が整わない事によるサード製ソフトの開発遅れ、ラインナップ不足
などが挙げられるのではないでしょうか。
でもこれらは徐々に解消されつつあるので、何とも言えませんね。
ニンテンドウ64やゲームキューブなども失敗は多々ありましたが、
市場は崩壊していませんし黒字でしたので、ここでは除外になりますね。 - うけうけ 2007/11/10 PM07:20
- ほー、ブランド的にはダメージありでしょうな
累計販売数的にはいずれ70万本には届くでしょうから、
大幅な値崩れはないとは思いますが、
痛いですなあ。 - kome 2007/11/11 AM12:05
- にんてんまん様へ
返信ありがとうございます。
2件の例、参考になりました。
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