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任天堂が「平成20年3月期 第3四半期の業績概況」を発表、通期業績も上方修正

 本日、任天堂は「平成20年3月期 第3四半期の業績概況」を発表しました。
 リリースによると、第3四半期(2007年4月1日~12月31日)での売上高は1兆3164億3400万円(前年同期比+84.7%)、営業利益は3940億3600万円(同+135.1%)、経常利益は4308億3000万円(同+95.2%)、純利益は2589億2900万円(同+96.3%)となり、創業以来初めての売上高1兆円突破を果たしました。
 これらの数字は、過去最高と言われていた平成19年3月期の決算を既に上回っており、任天堂の好調さが伺えますね。

 好業績の要因としては、「ニンテンドーDS」の本体・ソフト売り上げが引き続き世界的に好調に推移していること、「Wii」については本体を期間中に1429万台出荷し、ソフトも「Wii Fit」や「マリオギャラクシー」や「マリオパーティ8」などを中心に好調であったことなどが挙げられます。
 さらに、前年度中に発売したソフト(Wii関連では「Wii Sports」や「はじめてのWii」など)が引き続き好調な売り上げを記録していることも要因ですね。

 事業セグメント別では、ハードウェアが8541億6400万円(前年同期比+103.8%)、ソフトウェアが4594億5400万円(同+57.7%)、トランプ・かるた類は28億1500万円(同+29.3%)と、いずれも増加しています。

 また、これらの要因により、本年度3回目の通期業績・配当予想の上方修正が発表されています。修正後の通期業績は、売上高が1兆6300億円(前回予想比+800億円)、営業利益が4600億円(同+400億円)となっています。経常利益(4600億円)と純利益(2750億円)については、為替の影響を考慮して予想を据え置いています。
 ほか、期末の配当予想は1050円(前回予想は950円)となり、既に配当が行われている中間期140円と合わせて、通期配当予想は1190円となっています。

 想定為替レートについては、最近の円高傾向を考慮して1ドル110円(前回予想は115円)、1ユーロ155円(同160円)に修正しています。

 今回の好業績は、ニンテンドーDSが引き続き好調であることと、Wiiが予想を上回るペースで業績に寄与している事が主な要因です。どちらのハードも、まだこれからですので、今後の展開にも期待したいですね。

◎関連リンク
 □株主・投資家向け情報 決算短針等 (任天堂)
 □UPDATE1: 任天堂<7974.OS>が営業益上方修正、円高で経常益据え置き (ロイター通信)

◎関連ニュース:平成20年3月期 中間決算
 □任天堂が中間決算を発表、通期予想や配当予想を上方修正へ
 □任天堂中間決算: 通期業績予想を上方修正、売上高は1兆5500億円に
 □任天堂中間決算: 9月末までの累計販売、Wiiは1317万台、DSは5364万台
 □任天堂中間決算: Wii本体の生産台数、月産180万台を当面維持

◎関連ニュース:平成19年3月期 決算
 □任天堂が決算発表、連結売上高が初の9千億円台――来期目標は1兆円超
 □Wii本体、2007年度の出荷予定は1400万台――06年実績は584万台
◎この記事について
  編集者: にんてんまん
  記事のカテゴリ: Wiiニュース
  (関連: Wiiニュース > 経済&株価情報

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