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任天堂、英国版「マリオパーティ8」を回収&販売停止。原因は差別用語?

 イギリスで7月13日に発売された任天堂の「マリオパーティ8」について、同社の現地法人は同日、商品の自主回収をを発表しました。
 同社によると、原因は「組み立て時のエラーにより、誤ったバージョンのディスクを含んだパッケージが少量発生したため、全品回収することにした」とのこと。
 販売の再開時期については、「可能な限り迅速に発売再開日を決定したい」としています。

 では「誤ったバージョンとは何なのか?」と言う事ですが、これについてGame*Sparkさんによると、ゲーム内で使われている言葉の一部に、差別用語が含まれていたことが原因となっているようです。
 ゲーム中に使われていた表現は、「spatic」という「痙性麻痺者」の意味を持つ単語であるとされています。米国版でも同様の単語が使用されましたが、文化の違いなのか、問題にはなっていません。

 前述の通り、任天堂は「マリオパーティ8」の発売日にリコールを発表しました。このような事態になった経緯は不明ではあるのですが、わぱさんの記事にて以下のように書かれています。

任天堂のアナウンスの日付が7/13と発売日と同日であることから、もしかしたら発売前に直していたつもりだったのに、誤って直す前のバージョンが製品に紛れ込まれて出荷されてしまった、ということなのかもしれません。 (わぱのつれづれ日記)


 ですが、昨年の「Wiiリモコン」ストラップ問題などを含め、自社のミスや利用者への危険要因に対する任天堂の対応の速さは、毎度ながら関心するばかりです。
 「ミスは起こさない」「製品の安全に万全を期す」などはもちろんの事なのですが、万が一ミスを犯してしまった場合の対応と言うのもまた、企業の姿勢を示しているようですね。

 ちなみに、これは翻訳で発生したミスのため、7月26日発売予定の日本語版に影響はありません。

◎関連リンク
 □任天堂 イギリスで「マリオパーティ8」をリコール ~ 原因は差別用語か (わぱのつれづれ日記)
 □原因はたった一つの単語?『マリオパーティ8』がイギリスでリコールの対象に (Game*Spark)
◎この記事について
  編集者: にんてんまん
  記事のカテゴリ: Wiiニュース
  (関連: Wiiニュース > Wii本体 出荷計画, 海外ニュース, 海外ニュース > アメリカ・カナダ, 海外ニュース > ヨーロッパ, Wiiソフト

コメント (2件

2007/07/17 PM02:56
差別は社会でも重要な問題ですからね。

迅速な対応は相変わらずすごいですよね。
前にDSが故障した時無償にしてくれた時があります。
にんてんまん 2007/07/18 AM12:46
イギリスでは、プレイステーション3対応ソフトによるマンチェスター大聖堂の問題が発生していましたし、
世論がゲームに対して厳しい目で見ている、というのもあったかも知れませんね。

任天堂は、修理の時も評判良いですよね。
場合にもよりますが、保障期間外でも無償になることがあるらしいですし。

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