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任天堂、英国版「マリオパーティ8」を回収&販売停止。原因は差別用語?

  • 掲載: 2007年7月17日 00:50
 イギリスで7月13日に発売された任天堂の「マリオパーティ8」について、同社の現地法人は同日、商品の自主回収をを発表しました。
 同社によると、原因は「組み立て時のエラーにより、誤ったバージョンのディスクを含んだパッケージが少量発生したため、全品回収することにした」とのこと。
 販売の再開時期については、「可能な限り迅速に発売再開日を決定したい」としています。

 では「誤ったバージョンとは何なのか?」と言う事ですが、これについてGame*Sparkさんによると、ゲーム内で使われている言葉の一部に、差別用語が含まれていたことが原因となっているようです。
 ゲーム中に使われていた表現は、「spatic」という「痙性麻痺者」の意味を持つ単語であるとされています。米国版でも同様の単語が使用されましたが、文化の違いなのか、問題にはなっていません。

 前述の通り、任天堂は「マリオパーティ8」の発売日にリコールを発表しました。このような事態になった経緯は不明ではあるのですが、わぱさんの記事にて以下のように書かれています。

任天堂のアナウンスの日付が7/13と発売日と同日であることから、もしかしたら発売前に直していたつもりだったのに、誤って直す前のバージョンが製品に紛れ込まれて出荷されてしまった、ということなのかもしれません。 (わぱのつれづれ日記)


 ですが、昨年の「Wiiリモコン」ストラップ問題などを含め、自社のミスや利用者への危険要因に対する任天堂の対応の速さは、毎度ながら関心するばかりです。
 「ミスは起こさない」「製品の安全に万全を期す」などはもちろんの事なのですが、万が一ミスを犯してしまった場合の対応と言うのもまた、企業の姿勢を示しているようですね。

 ちなみに、これは翻訳で発生したミスのため、7月26日発売予定の日本語版に影響はありません。

◎関連リンク
 □任天堂 イギリスで「マリオパーティ8」をリコール ~ 原因は差別用語か (わぱのつれづれ日記)
 □原因はたった一つの単語?『マリオパーティ8』がイギリスでリコールの対象に (Game*Spark)