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CINGの破産、受注タイトルの開発長期化が原因か

 3月1日に破産申請の準備に入ったCINGについて、東京商工リサーチにて詳しい記事が掲載されていましたので取り上げたいと思います。
 CINGは、家庭用ゲーム機向けソフトの開発以外にも携帯コンテンツの企画・製作・運用や一部ホームページ製作等を手掛けていました。しかし、業務内容はゲームソフトの受注開発が9割を占めており、その大半は大手ゲームメーカーからの受注だったようです。

 ピーク時の売上高は平成20年8月期(2007年9月~2008年8月)の5億7700万円で、テクモから発売されたDSソフト「モンスターファーム」や、任天堂から発売されたWiiソフト「アナザーコード:R」などが売り上げに貢献し、1015万円の利益を計上しました。
 しかし平成21年8月期(2008年9月~2009年8月)は、2商品の開発がズレ込んだほか、世界的な不況を背景にゲームソフト需要が急激に落ち込んだ事により、売上高が2億8412万円に半減、長期間の商品開発により諸経費負担も増えたため1億19000万円の赤字になりました。これにより、債務超過額が1億5900万円に拡大していたとのこと。

 突然の破産に驚きの声が挙がっていますが、この記事を読む限りでは、2008年9月~2009年8月に発売予定だったソフトの開発長期化が原因になっているようです。
 開発スタッフの行方なども気になるところですが、その辺りについても情報が入り次第お伝えしたいと思います。

◎関連リンク
 □倒産情報(速報)詳細/(株)シング (東京商工リサーチ)

◎関連ニュース
 □「アナザーコード」「ラストウインドウ」など開発のCINGが破産へ
◎この記事について
  編集者: にんてんまん
  記事のカテゴリ: Wiiニュース
  (関連: 任天堂ニュース, ニンテンドーDS関連ニュース

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