- 2008年06月29日 11:18
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任天堂は26日、京都市にある本社7階にて株主総会を開催しました。質疑応答にて、Wiiの話が結構出ていたので取り上げたいと思います。
ゲーム関連企業の株主総会についてはまこなこさんが詳しいので、今回も同サイトを元に書いていきます。出席者ですが、昨年は体験会が行われたため600人程度の出席があったようですが、今年は株主総会だけだったため開始直前で400人程度だったとのこと。
それでは、以下はWiiに関連した質疑応答の内容です。全て岩田社長が答えました。(※質問と回答を分かりやすくするため、Q&A形式に再構成しています。)
当社としては非侵害であると思っている。また、額の算出ロジックも明らかにおかしいので、その点も指摘していく。(中略)本日判決が地裁で出て、陪審員のとおりの結果となったようだ。控訴する。
※この件の詳細については、米の裁判所、 任天堂がコントローラ特許を侵害したとして2100万ドル支払命令にてまとめています。
一定数のお客が使えないと述べており、調べてみたらレンズが私どもの想定より汚れている。クリーニング手段の準備が不足している。クリーニングキットのようなものを用意して販売したい。
韓国は発売直後の数字としては悪くは無いが、DSは出足が悪かったのに1年後には100万台売れた。悲観するような状態では ないが、もう少しがんばっていく。
※売り上げなどの詳細は韓国人、Wiiに興味なし?――大まかな売り上げ情報が明らかににて。
5年前にタイムマシンで行って任天堂は5年後に体重計を200万台売ってるよ、なんて言っても誰も信じられなかっただろう。WiiFitのことですけどね。
以上、Wii関連の質問と岩田社長の回答でした。気になるところを挙げていきますと、DVD機能付きWiiは完成しているけど生産できない、新興市場にも投入していきたいけど余裕が無い、カラーリングも余裕がないから後でという感じで、Wiiが世界各地で人気を集めていることが、逆にWiiの行動を制限しているという結果になっていますね。
夏には月間240万台に増産されることですし、少しでも品薄状態が解消されていく事に期待したいと思います。
あとは、2層ディスク問題でしょうか。「私どもの想定より汚れている」という発言からも分かる通り、任天堂にとっては想定外の問題だったようですね。確かに、Wiiのディスクドライブはホコリや塵が内部に入りやすい構造になっていますので、ディスククリーナーの発売が望まれますね。
その他は、ダウンロードの売り上げが78億円であったとの事ですね。一昨年は24億円でしたので、単純に比べて3倍の成長です。今年はWiiウェアが本格的に始動していきますので、さらなる売り上げアップに期待したいところです。
というわけで、任天堂株主総会の質疑応答から気になる質問をピックアップしました。いつか自分で行ってみたいですが、100株で約600万円となると、手が出せる金額ではないですね。
その他の質問にもありましたが、2009年1月以降の株式分割にも期待したいと思います。
◎関連リンク
□2008年6月27日:任天堂の株主総会2008年版 (まこなこ)
それでは、以下はWiiに関連した質疑応答の内容です。全て岩田社長が答えました。(※質問と回答を分かりやすくするため、Q&A形式に再構成しています。)
アメリカでの訴訟について
ヌンチャクの特許訴訟は、アナスケープ社より起きている。陪審員からWiiのコントローラは侵害していないが、ゲームキューブのコントローラなどは侵害しているといわれた。その額は2100万ドル、22億円となっている。当社としては非侵害であると思っている。また、額の算出ロジックも明らかにおかしいので、その点も指摘していく。(中略)本日判決が地裁で出て、陪審員のとおりの結果となったようだ。控訴する。
※この件の詳細については、米の裁判所、 任天堂がコントローラ特許を侵害したとして2100万ドル支払命令にてまとめています。
2層ディスクの読み取り不良問題について
クリーニング対応は大乱闘スマッシュブラザーズXというソフトで初めて2層ディスクを使っている。2層ディスクの読み取りは技術的に難しい。一定数のお客が使えないと述べており、調べてみたらレンズが私どもの想定より汚れている。クリーニング手段の準備が不足している。クリーニングキットのようなものを用意して販売したい。
4月にWiiを発売した韓国など、アジア市場について
アジア市場について、今年に入って増産体制が整い、夏にWiiを240万台作れるようになる。ただ、日米欧をまかないきれるかが不安。新興市場などの新しいところに出られる状況ではない。韓国は発売直後の数字としては悪くは無いが、DSは出足が悪かったのに1年後には100万台売れた。悲観するような状態では ないが、もう少しがんばっていく。
※売り上げなどの詳細は韓国人、Wiiに興味なし?――大まかな売り上げ情報が明らかににて。
「Wii Fit」の事故に対するリスク
WiiFitの事故の話は、大げさな記事で損害が出ているかのように言われている。フランスの保険屋のネタを面白おかしく取り上げられた。実際に訴えられたりはしてない。Wiiのダウンロードコンテンツの売り上げについて
バーチャルコンソールと最近はじめたWiiウェアを合わせて78億円、一年前は24億円。Wii本体内蔵メモリの容量不足について
どれくらいの人がメモリ不足で悩まれているのか調べている。割合は少ないが、対応はしていきたい。内蔵メモリの大きいものを作ることも出来るが、それはいかがな方法と考えている。いい解決策を見つけるべく研究中。DVD再生機能内蔵のWii本体について
DVDモデルについても、開発は終了しているがいつ作るかは決められない。シングルモデルの生産に注力していきたい。WiiやニンテンドーDSの今後の展開
WiiやDSは受け入れられているが、どうしても飽きられてしまう。ゲーム人口拡大でやれることはまだまだある。ゲームの面白さを分かっていない人に届くように前提知識なしでも楽しめるようなものを作れるかが重要。失望させることのないようにやっていく。5年前にタイムマシンで行って任天堂は5年後に体重計を200万台売ってるよ、なんて言っても誰も信じられなかっただろう。WiiFitのことですけどね。
以上、Wii関連の質問と岩田社長の回答でした。気になるところを挙げていきますと、DVD機能付きWiiは完成しているけど生産できない、新興市場にも投入していきたいけど余裕が無い、カラーリングも余裕がないから後でという感じで、Wiiが世界各地で人気を集めていることが、逆にWiiの行動を制限しているという結果になっていますね。
夏には月間240万台に増産されることですし、少しでも品薄状態が解消されていく事に期待したいと思います。
あとは、2層ディスク問題でしょうか。「私どもの想定より汚れている」という発言からも分かる通り、任天堂にとっては想定外の問題だったようですね。確かに、Wiiのディスクドライブはホコリや塵が内部に入りやすい構造になっていますので、ディスククリーナーの発売が望まれますね。
その他は、ダウンロードの売り上げが78億円であったとの事ですね。一昨年は24億円でしたので、単純に比べて3倍の成長です。今年はWiiウェアが本格的に始動していきますので、さらなる売り上げアップに期待したいところです。
というわけで、任天堂株主総会の質疑応答から気になる質問をピックアップしました。いつか自分で行ってみたいですが、100株で約600万円となると、手が出せる金額ではないですね。
その他の質問にもありましたが、2009年1月以降の株式分割にも期待したいと思います。
◎関連リンク
□2008年6月27日:任天堂の株主総会2008年版 (まこなこ)
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