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経済: 任天堂の中間決算は10月25日発表、出荷数と業績の上方修正に期待

  • 掲載: 2007年9月29日 21:42
 任天堂は、自社の公式ホームページ上で、2008年3月期中間決算の発表を10月25日木曜日に予定している事を発表しました。というわけで、第1四半期の業績概況までを簡単に振り返ってみましょう。
 第1四半期の業績は、売上高が3404億3900万円、営業利益が906億3100万円、経常利益は1314億4900万円、純利益は802億5100万円です。

 第1四半期の業績概況発表時に、中間期の業績が上方修正されています。売上高が6400億円、営業利益が1600億円、経常利益が1800億円、純利益が1050億円です。
 これは2005年度決算とほぼ同水準で、前年同期の実績と比較しても約2倍の成長となります。

 また、ハード・ソフトの出荷数の上方修正も発表されました。ハードは、Wiiが1650万台・DSが2600万台、ソフトはWiiが7200万本・DSが1億4000万本となっています。

 中間決算発表に向けては、以下のような事項がポイントとなるでしょう。
  • Wiiの売り上げは、特に海外でハード・ソフト共に絶好調
  • ニンテンドーDSについては、国内はもちろん海外でも引き続き好調
  • 為替レートは任天堂の想定を下回っている (不安材料?)
     → 任天堂の想定レートは、1ドル=117円・1ユーロ=165円。

 また、中間発表で期待されている事はこんな感じでしょうか。
  • 通期業績予想の上方修正
  • ハード出荷台数の上方修正(特にWii)
  • 通期業績の上方修正に伴う配当金の上方修正
  • 任天堂カンファレンス2007秋を受けて、そこからの続報が何か発表される?

 上方修正ばかりになってしまいましたが、それだけに期待されていると言うことですね。特にWiiの出荷台数については、年末商戦に向けて特に北米で供給不足に陥ることが予想されており、早期の増産が望まれます。

 「できるならこの年末商戦で一気に突き放したい」というのは、任天堂側から見てもユーザー側から見ても大きな希望であるはずですので、ニンテンドーDSの時のような機会損失を生まないよう、努力していただきたいと思います。
 なお、より詳しい業績概況などについては、関連ニュースよりご覧ください。

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