「Wiiリモコン」使用の安全性について議論されていますが、本日任天堂より、ストラップに関する発表がありました。

　任天堂は、同社公式ホームページにて「Wiiリモコン」のストラップについてのお願いを掲載しました。それによると、ストラップの紐については、

• 日々の商品改良の一環として、「Wiiリモコン」のストラップの紐の径を、0.6mmから1.0mmにした


• 想定を超えた動作により、ごく一部のユーザーから、ストラップに使用した0.6mmの紐が切れるなどの報告があった

　との説明がありました。で、この事例への対処については、

　より強度のある1mmの「ひも」でのプレイをしていただきたく、お手数をお掛けしますが、お持ちのストラップをご確認いただき、0.6mmの「ひも」の場合は、下記のとおり交換(無償)の手続きをお取りいただきますようお願い申しあげます。 （「お願い」のページより）

　と、「0.6mmの紐を使用しているストラップ」の無償交換を発表しました。

　この0.6mmストラップは、Wii本体や「はじめてのWiiパック」のWiiリモコン、または周辺機器単体に付属しており、特に初期の方で生産された商品に同梱されています。
　本体同梱のストラップのみで言えば、本体底面や説明書に記載されている製造番号が「ＬＪＨ１００４１９９８０」以降または「ＬＪＦ１０３０３２０００」以降の場合、すでに「1.0mm」のストラップが同梱されていますので、交換の対象外です。

　なお、交換対象の「0.6mm」ストラップは、全世界で約320万個、日本国内では約37万個のようです。

　交換の申し出は、任天堂ホームページの受付用ページか、コールセンターにて行います。

Wiiリモコン用ストラップ交換受付ページ
　→https://secure.nintendo.co.jp/wii/wii_strap/index.html
Wiiストラップ コールセンター
　■ フリーダイヤル　0120－345－164
　■ 受付時間　月～金 … 午前9:00～午後9:00　土日祝 … 午前9:00～午後5:00

　この問題について簡単な流れを説明すると、これは先行してWiiを発売した米国などでも発生しており、世界的な問題となっています。先日の外国特派員協会講演では、岩田社長が「現在調査中」とコメントしていました。
　紐の径の違いについては、当サイトでも以前取り上げました。これについて任天堂に問い合わせた方もおり、公式な発表が待たれる状態でした。

　まあ、米国発売からまだ1ヶ月経っていませんので、対応は早いですね。まあ、こうなるという予想はあったのかも知れませんが。安全のためにも0.6mmストラップをお持ちの方は、交換をお勧めします。

◎関連リンク
　□「Ｗｉｉリモコン」のストラップについてのお願い （任天堂）
　□任天堂：リモコン“手離れ”で改良ストラップ　320万個交換 （毎日新聞）

◎関連ニュース
　□岩田氏・宮本氏が講演、出荷については「上積みするチャンスあり」 （12月9日）
　□Wiiリモコンのストラップ、太さの違う2種類を発見 （12月7日）