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E3: 「任天堂メディアブリーフィング」統括・実況後の感想など

 まだ発表内容のまとめ記事が途中ではありますが、実況後のE3「任天堂メディアブリーフィング」の統括や感想などを語りたいと思います。

任天堂にとって「E3」は変わりつつある

 まずは会を簡単に振り返っていきたいと思いますが、今回は昨年とは雰囲気が違いましたね。冒頭ではレジー氏は登場せず、最近NOAの幹部に就任したCammie Dunaway氏が登場しました。

 同氏は挨拶の中で、「任天堂で働いている母親はかっこいいんですから」「今年の母の日では、息子にメッセージカードで”世界で一番好きなお母さん”と書いてくれた」などと話している事から、母親でもあるNOA幹部がメディアブリーフィングに登壇ということ自体がアピールなのではないでしょうか。
 こういうことからも、今回はライト層に重心を置いた発表会である事が伺えますね。


今回の発表内容を振り返りましょう

 発表の流れは実況記事にまとめてありますが、ちょっと見にくい部分があるので、改めてまとめたいと思います。まず最初に、Ubisoftの「Shaun White Snowboarding」が登場しました。オリンピック優勝経験を持つプロのスケートボード選手を招き、先ほどのCammie Dunaway氏と供に体験しました。
 本作はバランスWiiボード対応ソフトなのですが、何よりも驚いたのは、サードパーティのソフトを最初に持ってきた事ですね。UbisoftはWii向けソフトでかなりの成功を収めているメーカーですし、今後も本気で行くという意志の現れでしょうか。

 続いて岩田社長が登場。昨年と同様、パラダイムシフトに関するお話です。違いと言えば、昨年よりも市場の変化についてや、任天堂の方針について時間をかけて説明していることでしょうか。
 ほか、任天堂が用意したラインナップがもたらした成果や、一部サード製ソフトにも触れ、「ギターヒーロー3」はWii版が最も売れたことなども述べていました。

 岩田社長の次は、Wii版「どうぶつの森」のディレクターを務める江口勝也氏が動画で登場。本作の主な特徴などを語りました。詳細については、別で特集記事を書きましたので、そちらをご覧ください。
 → E3: 任天堂、Wii版「どうぶつの森」を発表――Wi-Fi対応や周辺機器「Wii Speak」など

 そしてようやくレジー氏の登場です。やはり最初は、北米におけるDSやWiiのシェア、Wiiの立ち上げに関する戦略などを語りました。その後は、サードパーティ関連の話になり、ここでサードパーティ製3タイトル分の動画を放映。

 動画が終わった後はCammie Dunaway氏が登場、DSの性別シェアや売り上げ、サード製ソフトに関する話に変わります。ここでは、アクティビジョンの「GUITER HERO ON TOUR」、エレクトロニック・アーツの「SPORE」の動画が流され、それぞれで開発者が登場してソフトの紹介をしました。ほか、コアゲーマー向け新作として「グランドセフトオート チャイナタウンウォーズ」が取り上げられました。
 続いては、DSのゲーム以外の利用について。ここでは、シアトルマリナーズ球場でのDSの活用や、米国版「お料理ナビ」を紹介。

 そしてようやくWiiの話題へ。”Wiiリモコンを再定義”すると紹介された「Wii MotionPlus」を公開。と言っても、前日の夕方に公式サイトにてリリースが発表されていたため、驚きが薄くなってしまいましたね。
 対応ソフトとして「Wii Sports Resort」を初公開。収録されるミニゲームの例として、Cammie Dunaway氏が「ディスクドッグ」を、レジー氏が「パワークルージング」を紹介。その後なぜか、どっちのゲームが素晴らしいか喧嘩に。「これは決着をつける必要がありますね」という事で、2人は「ソードプレイ」で対決。結果は1対1でしたが、何となくレジー氏が押されていたようなw

 そして最後に「Wii Music」。宮本さんも登場し、特別枠での紹介です。本作の詳細については、別の記事でまとめましたのでそちらをご覧ください。
 → E3: 「Wii Music」を宮本さんが実演、バランスWiiボード対応も決定

 「Wii Music」の実演が終わったところで、締めに入ります。Cammie Dunaway氏とレジー氏が登場し、今回紹介したソフトのまとめや、今後の展望などの話題に入ります。「パラダイムシフトが起きると、すぐに模倣が発生する」「成功者でいられるのは、自らアドバンテージを作った者だけだ」など、勝者ではないと言えない様な豪快な事も言うと同時に、「次の挑戦は、自らの考えを壊すこと」など、驕らないという決意も見えました。


メディアブリーフィングを終えて

 今年は、「Animal Crossing City Folk」や「Wii Music」という、今年の年末を飾るビッグなタイトルが発表されました。が、それにも関わらず、何故か昨年のE3と比べると物足りない気がしてなりません。

 それは、発表内容が”想定の範囲内”に収まってしまったからですかね。WiiMusicとどうぶつの森はほぼ確実でしたし、周辺機器の「Wii MotionPlus」は前日に発表されていましたし。

 あともう一つ、ファンが求めていたはずの任天堂製の濃いゲームが一切発表されなかった事も、「物足りない」と思ってしまう要因でしょうか。1つくらい、Wii向けに濃い作品を発表してくれるだろうと思っていたんですが、そうは上手く行きませんでしたね。
 あと、新作ゼルダなど事前に流れてた噂とか、Wiiのメモリ対策や新型DSなどで期待が膨らみすぎた、というのもあるでしょうね。特にサプライズが無かったのが、アツくなれなかった要因でしょうか。

 まあ、各所で売り上げやシェアなどの「自慢話が長かった」と言われていますが、時間自体は昨年と同じくらいだったと思います。
 だた今回は、冒頭のスノボーの後、岩田社長→江口氏→レジー氏と演説が続いたり、サード関連でも開発者が登場したりと話が長かったため、余計に長く感じてしまったのかも知れません。

 今回のメディアブリーディングを一言で表わすと、”ライト層はお腹一杯だけど、コア層には物足りない”という感じでしょうか。いえ、「Wii Music」や「どうぶつの森」は、確かにインパクトの大きいソフトですよ。ですが、もう一押し、何かサプライズが欲しかったなあと個人的には思います。

 でも、何年かに一回は、今回のように淡々と進むメディアブリーフィングもありなのかも知れません。気が早いですが、来年もE3があれば実況しますので、また一緒に一喜一憂できればいいなあと思います。

 それでは、引き続きまとめ記事を書いていきたいと思いますので、そちらもお楽しみに。
編集: にんてんまん  コメント: 5件  トラックバック: 0件
カテゴリ: 2008年E3
関連カテゴリ: Wii MotionPlus, どうぶつの森Wii, Wii Music, Wiiニュース

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この記事へのコメント

ホリ | 2008/07/17 11:10 AM
確かにサプライズが少なかったですよね。
こってり系のゲームがひとつでもあれば、バランスがとれて、もっと良い発表になったんじゃないかと僕も思いました。

ただ、そちらに関してはさっそく宮本さんの口から「制作中」という言葉が出ましたので安心しました。

来年のE3もこちらで楽しませてもらおうと思ってますので、またよろしくお願いします。
Wiiハンドル | 2008/07/17 04:44 PM
少し前にNOAの公式サイトで

USBデバイス のテスターを募集していたのは、

Wii用外付けハードディスクではなくて、

今回どうぶつの森Wiiと一緒に発表された

「Wiispeak」のためだったのかもしれませんね。

来年もE3があると良いなあと心より思っています!
にんてんまん | 2008/07/17 09:39 PM
>ホリさん
一言でいいので、あの会場で宮本さんが「実はWiiでゼルダ作ってます」なんて言っていたら、
終了後の印象はまた違っていたかも知れないですね。

任天堂がE3に参加している限りは、うちも全力で食いついていきますので、
来年も開催されれば、ぜひよろしくお願いします。

>Wiiハンドルさん
WiiSpeakは恐らくUSBポートに接続する事になると思いますので、
そう言われてみれば、実はWiiSpeakだったという可能性はありそうです。

規模が小さくなったと言えどファンにとっては大きなイベントなので、
来年も開催されると良いですね。
バオチ | 2008/07/19 07:25 PM
>それは、発表内容が”想定の範囲内”に収まってしまったからですかね。MiiMusicとどうぶつの森はほぼ確実でしたし、周辺機器の「Wii MotionPlus」は前日に発表されていましたし。

MiiじゃなくてWiiじゃないですか?
にんてんまん | 2008/07/19 11:28 PM
>バオチさん
申し訳ありません。打ち間違えてしまったようです。
訂正させて頂きました。

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