体験版の特徴
この体験版では、チュートリアルなどゲームの序盤が楽しめる「はじめから遊ぶ」モードと、自由にステージを選択して楽しむ「ステージを選んで遊ぶ」モードがあります。
今回収録されているステージは、公式サイトでも紹介されている「
ジャングル遺跡」と「
氷の寺院」の2つです。それぞれのステージはいくつかのミニステージで構成されており、今回はジャングル遺跡からは「
いざ!冒険の旅へ!」「
とざされた石室」「
ガオガブリンズの笛」、氷の寺院からは「
見えない鍵」と、合計4つのミニステージがプレイできました。
ファーストインプレッションとプレイ後の感想
ミニステージクリア後の感想ですが、「チュートリアルの段階ながらも以外に楽しめた」という感じですね。正直言って、
春に宝島Zの第1報が出た時は「これは売れるんだろうか」なんて思っていました。「Wiiリモコンで謎を解く」と言っても、一体どれだけのバリエーションがあるのかと。これは後術しますが、やはり侮っていた点でした。
グラフィックや雰囲気についても、ちょっと子供向けなイメージがあるのではないかと懸念していました。ですが非常に演出と噛み合っていたので、あの雰囲気でも問題ないとは思います。
あと、キャラクター声が再生されます。あると思っていなかったので驚いたのですが、途中、シーンによってはセリフ中ずっとゴニョゴニョと喋っていて耳障りな感じがしましたが、その他は概ね問題ありません。体験版ではちょこっとして登場していませんが、見た目とか声とか全体的にキャプテンローズが印象に残ってます。
4つのステージをプレイして ~謎解きの爽快感~
記事タイトルにもある通りですが、それぞれのステージに仕掛けられている謎の一つ一つはとても小さなものです。が、それらの積み重ねによって、ステージに隠された大きな謎を解く事につながり、お宝へたどり着きます。
これは、ゼルダの伝説シリーズの「一つの謎を解くごとに展開が進む」という感覚とは違ったゲームです。宝島Zは「小さな謎解きをパズルのように組み立てて全ての謎解きを完成させた後、お宝にたどり着ける」という爽快感がありました。
全体のボリュームについては体験版ですので何とも言えませんが、1つのステージは結構小さめで、最大でも15分あればクリアできるような広さです。ゼルダのように1ステージのクリアに何十分も必要としませんので、その分、
毎日ちょっとずつでも気軽にプレイできます。
1ステージの所要時間が短めだからこそ各ステージに集中でき、クリア後の爽快感を味わえるのではないでしょうか。
謎解きとWiiリモコンとの相性は?
宝島ZはWiiリモコンのみを使用します。ゲーム内では、初めて行う操作には必ず操作説明が出てきますので、説明書を頭に入れる必要は無いです。
ステージ中の謎解きには、Wiiリモコンのポインタを使って気になる場所を示し、Aボタンでどんどん調べていく必要があります。画面の向こうはBボタンを押しながらポインタを動かすと、ある程度移動できます。
で、このBボタンによる視点操作がかなり便利です。というのは、プレイヤーの移動は何か物をチェックした時に自動でその場所まで動いていくため、Bボタンによる視点移動の範囲内なら、基本的にどこへでもプレイヤーを向かわせることが出来るからです。
謎解き時はWiiリモコンの操作が重要となるわけですが、必ずチェック時に
Wiiリモコンの持ち方が表示されるので、ある程度ひんとになります。
例えば、レバーを動かす時はWiiリモコンを立てて水平移動、鍵を使う時はWiiリモコンを画面の方に押して差し込んでひねる、という具合です。他にも期などを揺すって物を落としたり、アイテムを使って高い場所の物を取ったりと、幅広い操作と思考が要求されます。
やりこみ度は?
全体のボリュームは実際にステージ数が明らかにならないと分かりませんが、ゲームの目的である「バルバロス」のパーツ集め、あとはゲーム中に登場する500種類以上のアイテムのコンプリートを目指すと、結構なボリュームなるのではないかと予想します。
アイテムは4ステージ終わった時点で10種類を集めた程度でしたので、ステージ数は意外と多いのかもしれません。
初心者でも遊べるのか
以前の記事で紹介したとおり
本作にはヒントが用意されており、詰まった場合のサポートは十分なのではないでしょうか。操作説明は十分すぎるくらいに繰り返し表示されていますし、早めに慣れるのではないかと思います。
良い点と悪い点のまとめ
上に書いたことのまとめと、プレイ中に気付いた事をここで箇条書きにしました。
良い点- セリフの文字が大きくてくっきりしているので、読みやすい
- 1ステージの所要時間は最大15分程度
- Wiiリモコンの操作については各所で説明があり、説明書を覚える必要はない
- 謎解きはとても爽快、さすがは「発想力開放アドベンチャー」
悪い点・懸念- セリフに漢字を使用している割にはルビが無かったため、年齢によっては理解できない場合もあるかもしれない
- ゲームの起動時、ステージの開始時など、ロードが少し目立つ (他機種よりは断然良い)
- 物が散乱している時などは、ポインタによる指示がとてもやり難い時がある (意図しないものが選択される時がある)
統括
というわけで宝島Zのレビューをお送り致しましたが、いかがでしょうか。Wiiソフトの場合は特に、実際にプレイしてみないと分からない点が多々ありますので、興味をもった方は、
TSUTAYAで体験版レンタルを実施中ですので、試してみてはいかがでしょうか。
全体的におすすめなのですが、特に「ゼルダの伝説」シリーズファンの方に遊んでほしいと思います。宝島Zは、ゼルダとは別の視点から謎解きの面白さを示している作品だと思いますので、ぜひどうぞ。
ほか、リビングで親子共同でゲームを進めていく遊び方も良いかもしれません。お子さんが解けない謎が合ったら、「ここはこうやるんだよ」何ていって軽々と解決すれば、尊敬の眼差しで見てくれるかもしれませんよ。
では最後に。本作は任天堂の推薦を得ている作品ですし、損点では一定の安心感はあるのだと思います。発売までのプロモーション次第では好調な売り上げを見せるかもしれません。
どのソフトにも言えますが、「ソフトの価値をどれだけ伝えることが出来るか」が問題となります。今回のレビューでそれが達成できたかどうかは不明ですが、
管理人にんてんまんとしては「宝島Z」おすすめですよ~、という事でここはひとつ。
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