任天堂は、10日に開催された「任天堂カンファレンス2007.秋」にて、今後の目標としてWiiのネット接続率向上を掲げました。

　任天堂の岩田社長は10日のカンファレンスにて、Wiiのネット接続率について以下のように述べています。

　日本のブロードバンド世帯普及率は既に50.9％で、Wiiをリビングに設置している家庭は全体の83％に達しています。しかしWiiのネット接続率は約4割。これは日本のブロードバンド世帯普及率を下回っており、現状では不十分であると言わざるを得ません。 （一部要約）

　それを踏まえた上で任天堂は、「Wiiのネット接続率向上」を今後の目標として掲げ、NTTとの協業でWiiのネット接続環境の整備を行う事を発表しました。今回の協業により、大きく分けて以下の2つのサポートが新たに行われます。

• Wiiのインターネット接続に関する相談を受け付けるコールセンターの設置・共同運営
• ネット回線が未設置の家庭に対して、新規回線の手配、必要機器の提供、家庭でのセットアップまでのフルサポートを行う

　まずコールセンターについては、年内に設置される事が明らかになっています。2つ目の回線の手配などについては詳細不明ですが、これらについては「近日中により詳しい内容をお伝えできると思います（岩田社長）」としています。

　任天堂は他にも「Wiiのネット接続率向上」に向けて、「バーチャルコンソール」ラインナップ拡充や「Wiiウェア」のスタート、新しいチャンネルの整備など、魅力あるコンテンツの提供にも力を入れていくとの事です。これらの情報については、関連ニュースよりご覧ください。

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