特集: Wiiリモコンに一番ぴったりな電池は?
Wiiリモコンには電池が必要ですが、持ち具合が気になったりしませんか? HOMEボタンのメニューを開けば電池の状態は表示されるのですが、少しでもお得で、ちょっとでも長く持続する電池を使いたいところです。
一体どの会社の乾電池が一番良いのでしょうか。久しぶりの特集です。
ITmedia +D Gamesにて、Wiiリモコンと乾電池を使った実験のレポートが掲載されていました。
実験は、Wiiリモコンを改造して実際のプレイに似たような状況を作り、放電させて測定する、というものです。「Wiiリモコンを常時振っている(加速度センサーが常に動作している)」状態で、「10秒ごとに振動モーターが動作する」と言う条件で行われました。
Wiiリモコンの特徴をおさらい
まず結果の前に、Wiiリモコンの特徴について触れておきたいと思います。
- 使用できるものは、アルカリ乾電池と、「エネループ」などのニッケル水素電池。
- 持続時間は、通常のコントロールと傾きセンサーのみで約60時間、ポインタを頻繁に使用すると約30時間。
- 消費電力は約200ミリワット。
- リモコンを5分以上操作しなかった場合、自動で電源が切れる。
測定に使用するのは「アルカリ」「ニッケル水素」「オキシライド」
さて、測定は、以下の5種類のアルカリ乾電池と、ニッケル水素電池である三洋の「エネループ」、松下の「オキシライド乾電池」行われました。ちなみに()内は、20本あたりの平均価格です。
○ アルカリ乾電池
松下電器産業「LR6XJ」(1700円)、FDK「富士通アルカリ乾電池 G-PLUS」(1500円)、
日立マクセル「ダイナミック」(1400円)、「イプシアルファ」(1800円)、 ソニー「LR6(SG)」(1300円)
○ アルカリ以外の電池
三洋電機「エネループ」(充電器込み2本で1980円)、松下電器産業「オキシライド乾電池」(1900円)
実際に測定。結果は?
さて測定結果ですが、持続時間だけ見れば「
イプシアルファ」が一番長く、その次に「
オキシライド」「
ダイナミック」と続き、「エネループ」は最下位でした1位の「イプシアルファ」と最下位の「エネループ」では、
5時間の差があります。
ちなみに「エネループ」などのニッケル水素電池は電圧が低めで維持されるようで、電池の残量を示すアイコンは、「残量4」の時間が非常に短く、ほとんどが「残量3」か「残量2」の状態になっていたとのことです。逆に「オキシライド」は電圧が高めで推移するため、「残量4」の時間が非常に長くなっています。
結論:最もお得な電池は?
持続時間が分かったところで、どれが最もお得なのかを見てみたいと思います。どのポイントに注目して選ぶかということになりますが、記事では以下のように結論付けられていました。
○
コストパフォーマンスで選ぶ … 「ダイナミック」
○
持続時間で考える … 「イプシアルファ」か「オキシライド」
○
安さで選ぶ … 「エネループ」
「ダイナミック」は持続時間では3位で価格も1400円と、
とてもお手ごろ感があります。7種類の電池では、一番コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
「イプシアルファ」と「オキシライド」は、持続時間では1位と2位で、どちらも
33時間近くは持続します。電池の持ちで考えるなら、少々値は張りますが、この電池がおすすめです。
「エネループ」は、充電器が必要であるなど初期投資が必要となりますが、
約1000回は充電できます。持続時間は約28時間と少なめなものの、乾電池を何回も購入する手間やコストを省くことができ、
結果的には一番安く済みます。
さて、いかがでしょうか。快適なプレイ環境を目指して、電池も一度検討してみるのが良いかも知れません。また、リンク先には詳細な測定結果を記したグラフなども掲載されています。合わせてご参考にどうぞ。
◎関連リンク
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「Wiiリモコン向きのアルカリ乾電池」を検証してみた (ITmedia)
◎関連ニュース
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Wiiのコントローラは単3形乾電池2本を使用 (2006年5月12日)
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Wiiリモコン、単3電池2本で30時間~60時間は動作する (2006年7月15日)