Wii本体、年末までに400万台を生産。ただし出荷は319万台
任天堂の森仁洋専務は、Wiiの生産・出荷状況についてコメントしました。
任天堂が25日に発表した「平成19年3月期 第3四半期 財務・業績の概況(連結)」によると、2006年末までのWii本体の販売台数は、
国内が114万台、北米125万台、その他の地域(欧州と豪州)が80万台で、合計は319万台となっています。
これは、任天堂が小売側に出荷した数ですので、当初任天堂が掲げていた「Wii本体の出荷は年内400万台」という公約を果たせなかった事になります。
IT PLUSの記事によると、「
生産は400万台を超えたが、米国向け製品の出荷が遅れたため」であるとして、森専務は「品薄状態が続いている」とコメントしています。
しかしながら、今後に向けて月産100万台体制を整えており、目標の年度内600万台も据え置いています。
年末までに400万台のWii本体を生産済みですので、今後毎月100万台ずつ生産したとすれば、年度末までに700万台を出荷できることになります。出荷台数については、岩田社長が昨年「
上積みするチャンスが出てきた」とコメントしています。
なので、年度末時点での出荷台数は、600万台から多少なりとも上回る可能性が高くなりましたね。
◎関連リンク
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任天堂の4―12月期、DS好調で営業益2倍 (IT PLUS)
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2006年末までにWiiは319万台――任天堂、第3四半期の業績発表 (2007/01/26)
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