3DS本体の累計出荷は361万台、2011年度計画は1600万台
25日に任天堂が発表した平成23年3月期決算短信によると、2011年3月末時点でのニンテンドー3DS本体の出荷台数は全世界で計361万台とのこと。
地域別にみると、日本で106万台、米大陸で132万台、欧州などその他地域で123万台です。事前の計画では全世界で400万台、そのうち国内で150万台を出荷する予定だったことから、計画の未達については日本向けの出荷が想定を下回ったのが原因であると推定されます。
国内で出荷・販売が鈍った要因としては、東日本大震災による影響が挙げられます。地震発生後から3DS本体の販売ペースが落ちたほか、3DSソフトの発売延期が相次ぎ、CMをはじめとする宣伝も自粛することになりました。震災から1ヶ月以上が経過した現在も影響は残っており、市場の建て直しが課題となっています。ただ、海外については概ね好調で、年末にかけてさらなる販売が期待できそうです。
3DSソフトは国内で218万本、米大陸で394万本、欧州などその他地域で331万本、計943万本でした。計画は1500万本だったことから、こちらは大幅な未達です。
ニンテンドーDSシリーズ本体は、日本で235万台(うちDSiは103万台、DSi LLは118万台)、米大陸で839万台(うちDSiは289万台、DSi LLは366万台)、欧州などその他地域は678万台(うちDSiは274万台、DSi LLは315万台)で、計1752万台(うちDSiは667万台、DSi LLは799万台)でした。計画では1950万台だったことから、計画は未達となりました。
DSソフトは、日本で2165万本、米大陸で6225万本、欧州などその他地域で3707万本、計1億2098万本でした。計画では1億1000万本だったことから、ソフトは計画を上回りました。
Wii本体は、国内で126万台、米大陸で778万台、欧州などその他地域で605万台、計1508万台でした。計画の1750万台を下回りました。
Wiiソフトは、国内で1145万本、米大陸で9921万本、欧州などその他地域で6061万本、計1億7126万本でした。計画は1億3500万本で、計画を上回りました。
既存ハードについては、本体は計画を下回った一方で、ソフトは計画を上回る好調な結果となりました。
また、2011年度の出荷計画は3DS本体が1600万台、3DSソフトが6200万本、DS本体が1100万台、DSソフトが6700万本、Wii本体が1300万台、Wiiソフトが1億2000万本となっています。
◎関連リンク
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株主・投資家向け情報 (任天堂)
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平成23年3月期 決算短信 (任天堂)
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