社長が訊く「ラストストーリー」その3が掲載、バトルシステムの情報など
任天堂ホームページにて、社長が訊く「ラストストーリー」その3が掲載されました。
その3では、主にゲームシステムに関するインタビューです。本作の開発元であるミストウォーカー代表の坂口博信氏と、同じく開発を手掛けたAQインタラクティブの松本卓也氏が登場しています。
お二人は、2006年12月に発売されたXbox360向けRPG「ブルードラゴン」をミストウォーカーと共に制作したパートナーです。実際に「ブルードラゴン」を開発したのはアートゥーンですが、組織変更により現在はAQインタラクティブになっています。
本作の企画時に坂口氏や藤坂氏らがゲームについて話し合った事が
以前の社長が訊くで明らかになっていますが、松本氏とも話し合いをし、坂口氏は「ゲームに対するお互いの問題意識が結構近い」と感じたとのこと。また、「ブルードラゴン」の
反省点として、欧米市場で受け入れられなかったこと、日本のお客さんの意識が違うところにあったことを挙げています。
その後、試作品として頭が四角い”豆腐くん”を動かし、バトルなどのシステム周りの検証が行われました。また、”あたり判定”にこだわる事も話し合われ、キャラクターがフィールドをなで回すように歩けたり、複雑な地形でも隅々まで行けるように作り込まれたとのこと。
また、”
ギャザリング”と呼ばれるバトルの仕組みについても詳しく紹介されています。これは、
公式サイトのコラム”秩序と混沌”で取りあげられたもので、
混沌とした戦場に秩序をつくりだして勝利するというコンセプトです。これによって敵の注目を一気に集め、主人公のエルザが戦場を駆けめぐると敵をかく乱することができます。
例えば味方の魔導士が魔法を使うとき、詠唱して魔法が発動するまでには時間がかかるため敵が魔導士に群がります。そこでエルザがギャザリングを発動すれば、敵の注目がエルザに集まり囮になれる、という使い方があります。
ギャザリングの仕様が固まるまでプロトタイプの期間が長かったほか、敵の布陣などによって手作業で調整を行うといった試行錯誤があったようです。
他にも、”
ガード”と呼ばれるシステムや、
コマンド入力時に時間を止めてフィールドを俯瞰できる機能など、様々な要素が紹介されています。今回は1~2ページのみの掲載となっていますが、作品に興味のある方はぜひご覧ください。
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