岩田社長、Wiiの現状と今後についてコメント
9月29日に開催された「任天堂カンファレンス」Q&Aセッションにて、岩田社長は今後のWiiの展開について語りました。
現在のWiiについて岩田社長は「
足元がすごく強いわけではありませんし、『マリオギャラクシー2』が出たら、それだけでハードがポンポン売れるということが起きていないのも事実」とコメント。一方で「
すごく悪いと思っているわけではありません」とし、今後はWiiの売れ方が変化していくとの見方を示しました。
「
これからWiiを買われるお客様は、今まで以上に年末商戦期の集中型の消費になる」と予測。世界中の様々な小売店からの期待に応え、お客さんにクリスマスなどの時期に「買うのは今だ」と思ってもらうのが重要であると、今後の戦略について語りました。29日に発表された「Wiiリモコンプラス」は、これからに向けた提案の一つであるとのこと。
任天堂は、先日発表された業績の下方修正に合わせてWii本体の出荷台数予想も下方修正しましたが、修正前の1800万台に対して修正後は1750万台と、50万台の減少になりました。
最近は米国などでWii本体の月間販売台数が減少傾向にありますが、通期での影響はそれほど大きいものにはならないと予測しているようです。
なお岩田社長は、以前「
販売台数が前年を上回ると期待するのは難しい」とコメントした一方で、「
Wiiでまだできることがある」とも述べています。
先日のカンファレンスではWii関連の新作も多く発表されたほか、Wiiリモコンプラスや、未発表のバイタリティセンサーなどを控えており、2011年に向けた取り組みが今後の課題となりそうです。
◎関連リンク
□
任天堂カンファレンス2010 Q&Aセッション 5ページ目 (任天堂)