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岩田社長、昨年のWiiについて「10月、11月は気をもんだ」

  • 掲載: 2010年2月2日 01:00
 任天堂の岩田社長は、3度目の年末商戦を終えたWiiについてコメントしました。
 昨年のWiiについて簡単に振り返ると、年の前半から続いたラインナップ不足が大きく影響して市場は急激に冷え込み、本体販売台数は世界各地で2008年の実績を下回る状態が続きました。日本では「Wii Sports Resort」や「モンスターハンター3」により一時的には市場が回復したものの、数週で以前の落ち着いた状態に戻るという状況が続き、苦戦を強いられました。
 しかし「NewスーパーマリオブラザーズWii」の発売により状況は変わりました。既に発売されていたタイトルや本体の値下げもここに来て効果を発揮し、日本や米国では12月としては過去最高の販売台数を記録したほか、「Wii Sports Resort」と「Wii Fit Plus」と「NewスーパーマリオブラザーズWii」の出荷本数がぞれぞれ全世界で1000万本を突破しました。

 と、Wiiの動向を見守ってきた筆者からすると「Newマリオの発売で奇跡が起きた」というくらいの好転振りでしたが、昨年の年末商戦について岩田社長は次のようにコメントしました。

 実際のところ、10月、11月は私も気をもみました。(気を)もまない社長がいたらおかしいです。といいますのは、やはり「11月も中旬になればもっと反応があるはずだ」という期待があったわけです。われわれはやるべきことをやり、商品のお客様の満足度も決して低くないことも分かっていました。それなのに、週販が例年のパターンで上がらないということで、これは率直に申し上げて、「すべてが計算どおりだった」なんてごう慢なことを申し上げるつもりは全くなくて、気をもみました。結果から言いますと、「お客様は急ぐ理由がない時はこう行動されるのか」ということを改めて学んだという感じがします。
 (中略)結果的には、幸運にも任天堂の商品を選んでいただけた方が非常に多かったと思います。それは、「選んでいただけるように準備をしていたからこそできた」とも言えますし、一方で「紙一重のところで私たちに追い風が吹いたにすぎない」とも思います。


 また、岩田社長は「昨年の頭の時点でのWiiソフト市場のムードと、今年の頭の時点でのWiiソフト市場のムードは全く違う」と分析し、既に1000万本以上を販売したNewマリオについて、ポテンシャルをしっかり引き出してまだ多くのお客様に受け入れてもらいたいとコメントしました。

 Wiiの市場は、2009年の前半はソフト不足とユーザーの冷え込みに悩まされる事になりましたが、年末には結果的に勢いを取り戻し、地域によっては発売以来最高の盛り上がりと見せました。
 今後の課題は”現在の勢いをどう維持していくか”という事で、春以降がWiiにとっての正念場と言えそうです。

◎関連リンク 
 □第3四半期決算説明会 質疑応答 2ページ (任天堂)

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