任天堂が第1四半期決算短信を発表、売上高4割減に
任天堂は本日、平成22年3月期 第1四半期決算短信を公開しました。
決算短信によると、売上高は
2534億9800万円(前年同期比-40.1%)、営業利益は
404億100万円(同-66.1%)、
648億2400万円(同-63.4%)、四半期純利益は
423億1600万円(同-60.6%)と、昨年同時期と比べていずれも大幅な減少となっています。
売り上げが減少した要因としては、例えば国内のWii市場の状態が挙げられるでしょう。Wiiタイトルのラインナップを振り返ってみると、昨年は「
マリオカートWii」といった本体を牽引する大型タイトルが存在していたのに対し、2009年は「
Wii Sports Resort」が発売されたものの発売時期の関係で決算への寄与が限定的なりました。
「Wii Sports Resort」の発売以降はWii本体の売り上げが回復基調にあるものの、4~6月の国内市場は厳しい状態が続きました。
また、海外市場でも、これまで続いていたWii本体の品切れがほぼ解消され、売り上げは一般的なハードの水準に落ち着きつつあります。加えて、為替市場も円高で推移したことから、業績は昨年に比べると大きく低い水準に落ちました。
Wii本体の出荷台数は、日本で
21万台(前年同期は53万台)、北米で
88万台(同255万台)、欧州などその他地域で
114万台(同215万台)、
計223万台(同517万台)と、Wii本体の出荷台数は各地域で4~6割減となっています。
Wiiソフトの出荷本数は、日本で
175万本(同390万本)、北米で
1527万本(同1934万本)、欧州などその他地域で
1404万本(同1716万本)、
計3107万本(同4041万本)となりました。ラインナップ不足が続いた日本市場では半減と、他地域に比べて大きく割合が減少しました。
ただ、国内に関しては、6月25日に発売された「Wii Sports Resort」以降は本体売り上げが回復傾向にあります。今後、8月1日には「
モンスターハンター3」、年末商戦では「
Wii Fit Plus」や「
NewスーパーマリオブラザーズWii」が発売されるなど、夏商戦以降の挽回が期待されます。
そのほか、決算短信の詳細については関連リンクよりご覧ください。
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