任天堂、通期業績予想を下方修正――売上高は据え置き
任天堂は30日、「通期業績予想の修正に関するお知らせ」を発表し、売上高以外の予想をそれぞれ下方修正しました。
修正後の予想は、売上高が
2兆円(前回予想:2兆円)、営業利益が
6300億円(同6500億円)、経常利益が
5800億円(同7000億円)、当期純利益が
3450億円(同4100億円)となり、売上高は据え置いたものの、それ以外は下方修正となりました。
修正の要因としては、WiiやニンテンドーDSなどの売り上げは順調に推移しているものの、為替が円高傾向にあることから為替レートを見直した事が挙げられます。
先ほどの記事でも取り上げましたが、修正後の為替レートは1ドル=100円、1ユーロ=140円となっています。
つまり、円高でドルの価値が下がり従来予想での売上高は減少したものの、販売が好調なため売上高が増え、結果的に新しい予想も2兆円なり、予想を据え置いたように見えるわけですね。
ですが、任天堂としては過去最高となる業績予想になっていますので、他の企業に比べれば景気の良い話だと言えるかも知れません。
とりあえず、今年の年末商戦ではどのような売り上げを記録するか、それと為替市場についても注目していきたいところです。
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