トップページWii関連ニュース > 米国: NOA社長、年末商戦に向けWiiの出荷体制をアピール

米国: NOA社長、年末商戦に向けWiiの出荷体制をアピール

  • 掲載: 2008年10月29日 21:49
 昨年の年末商戦では、11月中旬から米国にてWii本体の品薄が深刻な問題となり、「任天堂は意図的に出荷を絞って品薄感を煽っている」などという噂が立つ事態に陥りました。
 そんな経験からか、Nintendo of America社長のReggie Fils-Aime氏は、年末商戦に向けたWiiの出荷体制をアピールしました。
 Reggie Fils-Aime氏は、まず2006年、2007年と品薄が続いたWii本体について「(今年は)米国の顧客は十分な供給を受けられるだろう」とコメント。その根拠として、昨年は月産160万台だったWii本体の生産量を月240万台へと増やした事を挙げました。
 そのほか、米国でもヒットしている「Wii Fit」などのソフトウェアも増産している事を明らかにしました。

 また、同氏は、名称こそ明言しなかったもののソニーのプレイステーション3を比較対象として挙げ、「われわれの競合企業の1つは、2008年に世界で1000万台の家庭用ゲーム機を販売すると予想している。われわれにとっては、これは3カ月分の生産量に過ぎない」と語りました。

 そもそも、Wii本体の普及は歴代ハードの中でもハイスピードで進んでおり、米国だけ供給が少ないという事はありません。事実、日本での普及台数は690万台程度ですが、米国では既に1500万台を超えています。(※VG Chartz.comより)
 今までの経験からすると、発売から2年近くが経過しても品薄が続いているのが異例なわけで、まさかここまで続くとは、というのが任天堂の本音ではないでしょうか。

 昨年はあまりの品薄に宣伝を中止するという異例の事態になりましたが、今年は騒ぎになること無く乗り越えられるでしょうか。
 米国の商戦期まであと数週間と迫っていますので、経過を見守っていきたいところです。

◎関連リンク
 □任天堂、Wiiの生産量を月産240万台に強化 (GameSpot)

◎関連ニュース
 □Wii本体、7月までに月産240万台体制へ