今回は、一部のコメントを記事に引用させていただきました。重ね重ね、コメントを下さった皆様に感謝いたします。
1.知らない&興味を持ってもらえない
これはとても単純な事ですが、とても重要な事でもあります。
ソフトが発売されることすら知らない場合ですね。または、発売する事は知っていても
魅力を伝えられていないがためにスルーされてしまうという事。
やはり、認知度の低さがあるのではないのでしょうか?
周りの友人にも、ソニックに対する話題はほとんど聞いたことがありません。
ましてやカドゥケウスは…。
「ゲームとしては面白いのに」というのもきっとそのあたりでしょう。
また、ほとんどのユーザーはゲームのことをあまり調べませんし…。
だから、みんなのニンテンドーチャンネルが作られたのかもしれませんね。
(k2さん 2008/01/21 08:12 PM)
決定的に足りないのは広告です。しかもポイントがずれています。
Wiiのユーザーが深夜にアニメを見たりすると思いますか?PS3の広告のように、例えゲーマー向けゲームであっても、ズームインSuperの時間帯に広告を打たなければWiiのユーザーには届きません。
(中の人 2008/01/20 05:40 PM)
そういえば「
宝島Z」の時も、ソフトの内容はとても良いのになぜ売れないんだろうか、なんて事が話題になっていましたね。草野仁さんを起用したCMが放送されていましたが、僕は一度も実際に放送されたCMを見ることはありませんでした。いつ放送していたんでしょうかね、あれは。
僕は以前のレビューで、本作の特徴は「Wiiリモコンで直感的に謎を解く爽快感」だと言いました。あのCMでは、結局は何を伝えたかったんだか分からないまま、視聴者が取り残されてしまう可能性があったのではないでしょうか。
なので、
売り込むユーザー層を間違っている、または
ソフトの売り込み方を間違えている、というのも一理あります。岩田社長も、「
恐ろしいのはユーザーが無関心であること」だと言っていましたね。まずは知って貰わなければならない。
2.ユーザーには、多くを選ぶ余裕が無い
何を言っているのかというと、お金が無い場合ですね。あとはプレイする時間が無いというのも含むでしょう。例えば、
外人さんに「なぜこの二本を買わないのか」って今聞かれたら、
「もうすぐ出るスマブラ、メトロイドを買うから」って答えるなぁ自分は。
お金に制限がなければソニックだってアトラスだって好きだから買うよそりゃ。
(ものさん 2008/01/21 10:37 PM)
これはもっともな意見だと思います。
「ソニック」や「カドゥケウス」よりも遊びたいソフトがあるから、というのは当てはまる方も多いのではないでしょうか。サード側から見れば、「スマブラ」はあまりにも巨大な敵になってしまいますね。
ここでは、他のソフトに注目が集まっているので
相手にされない、または
購入に踏み切れないという事が問題となります。
3.質が悪い
では、なぜユーザーに見向きもせずスルーしてしまうのかという事ですね。先ほどで述べた
興味を持ってもらえないというのは、こんな理由もあるのではないでしょうか。
所感ですが、サードのWiiでの開発に対する姿勢(本気度)が低いソフトが目立つと思うのです。GCの時にも感じました。
なんというか、PS2で作成するときの作りこみとWiiで出すときの作りこみに差を感じてしまうんですよね。
私は、ソフトを買うときに本気を感じれないソフトは買わないのですが、任天堂系のプラットフォームでのサード作品は本気に感じられないソフトが多くあるような気がします。
(ninさん 2008/01/20 09:10 PM)
サードに対しての信用が無いということですが、これは事実ですね。まあ、確かに「Wiiリモコンのセンサーをとりあえず使いました」的なソフトが存在するのは事実です。DSの時も「とりあえず2画面使いました」的なソフトがあった事から、やむを得ないことかも知れません。
この辺りは、WiiやDSのハードとしての特殊さが理由に挙げられますが、任天堂によるサポートが行われていますので、DSの時のように、少しずつ改善されていくのではないでしょうか。
そういえば、「オプーナ」も内容は良いとされていますが売り上げは芳しくありません。これはコーエー社長の
まずは50万本宣言でゲーマー層にネタ扱いされてしまった、というのがあるかも知れません。
ソフトの質ではなく、経営側の質も問われているということです。
知名度不足・無関心への対策
じゃあ、これらの不安要素を打開すべく、どんな対策を取っていけば良いのでしょうか。
TVのCMでWiiのソフトって任天堂のしか見た事ないね。サードの複数タイトルを一纏めにでもして、任天堂がCM打つとかできないのかなぁ。
(EXさん 2008/01/21 07:32 PM)
このコメントで思い出したのは、任天堂がゲームキューブ世代の時に放送していた「
つぶよりCM」でした。あの時は「こんなCMを放送したってどうにもならない」というネガティブな意見もありましたが、思えば、DS本体の発売前には「
ぞくぞく開発中」というCMを放送していました。
このようなラインナップ紹介CMは、
Wiiでは一定の効果があるのではないかと思います。まず知ってもらわきゃならないので。それで興味を持ってネットで調べるとか、お店に聞くとか、そういう流れを作れるかもしれません。
任天堂は、中長期的に”
DSとWiiを合わせてソフト年間売り上げ3億本の市場”を作ることを目標としています。3億本という数字が、任天堂だけなのかサードを含んでなのかは分かりませんが、サードの協力を無くしてプラットフォームが栄える事はありませんので、協力体制を取ることが大切ですね。
「任天堂が最大の敵」という任天堂ハードの宿命にどう立ち向かっていくか、そしてWiiに関しては、獲得した新規ユーザーをどのようにして育て上げるか、それが今後の大きな課題になりそうです。
※追記
komeさんより「Go Nintendoのコメントも掲載してみては?」という提案を頂いていたので、ここに一部を掲載しました。
Pichiさん: DS版の「カドゥケウス」も、日本では大した売れ行きでは無かった。なので特に驚くことではない。
applezftwさん: 日本人は、良いゲームと悪いゲームを見極めることが出来るんだよ。ソニックライダーズは前作が悪かったのかもしれないし、カドゥケウスは焼き直し(リメイク)だったからかも知れない。
semjazaさん: これらのタイトルは初日だけだった。大きな宣伝をしなかった事が、こうなった理由なんじゃないだろうか。
wiiovercomeさん:
この売り上げは、驚くことじゃない。日本ではソニックは欧米ほどに人気はなかったし、最近はさらに落ち込んでいた。だからソニックは悪い結果になると予想できた。カドゥケウスだって、日本では売り上げが良くならない事が大体予想できていたはず。
ここには載せませんでしたが、コメント欄には日本人が混じってますね。考えている事は日本人も海外の人も同じなのかもしれませんが、なんとなく「日本ではそういうのは売れないんだよ」という感じのニュアンスで話している気がして、個人的には微妙な心境です。