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岩田社長「Wiiはまだ成功していない」――ほぼ日対談

  • 掲載: 2007年9月12日 00:29
 現在、ほぼ日刊イトイ新聞にて、主宰の糸井重里氏と任天堂岩田社長の対談が連載されています。11日掲載分の中に、興味深い部分があったので取り上げたいと思います。
 これは、8月末よりほぼ日刊イトイ新聞で連載中の「任天堂の岩田社長が遊びに来たので、みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ。」に掲載されているものです。とても興味深いお話を読むことが出来ますので、まだの方はぜひご覧ください。

 以下、Wiiに関する部分の引用です。

 糸井氏: 世間はWiiが大成功したと思ってるけど、任天堂はちっとも王様になってない。だって、岩田さんは「Wiiが成功した」って一度も言ってないんですよ。

 岩田氏: まだです。

 糸井氏: ね。

 岩田氏: いい出足ですよ。いい出足ですけど、まだです。

 糸井氏: このへんが、おもしろいよなぁ(笑)。

 岩田氏: いや、まだですよ。これが永続的に波及していくかどうかはまだ答えが出てません。
 半年後、1年後と、新しい提案を出し続けていって、お客さんが「ああ、気がついたら遊び続けてたわ」っていうことが起こらないとだめです。そうしないと、ほんとうの意味での目的を果たしたことになりませんから。

 糸井氏: すばらしい冷静さだね、それは。

 岩田氏: もちろん、そうなるための準備をつねにやってるわけですが。

 糸井氏: 二の矢、三の矢があるからこそ、こういうことが平気で言えるんだろうけど。

 岩田氏: 二の矢、三の矢があって、それが本当にちゃんと当たるのか。お客さんの心を射抜けるのかどうか。お客さんに遊び続けていただけるのかどうか。
 まだその答えは出てません。大丈夫だと思ってやってるんですけどね。

 というわけで。まあ要するに「慢心してはいけない」と言うことですね。常にチャレンジャーでなければならないという様な事は、やはり岩田社長が以前から何度も言っていた事でした。

 Wiiはまだ1年も経っていませんし、ニンテンドーDSも3年目です。これらのハードが最終的にどこへ行くのか、数年後が楽しみですね。

◎関連リンク
 □任天堂の岩田社長が遊びに来たので、みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ。 (ほぼ日)