任天堂岩田社長、買収防衛策について「色々と手は打った」
連日の高値更新で時価総額が国内トップ10入りしている任天堂の岩田社長は、活発になりつつある企業買収への防衛策ついて、日本経済新聞の取材に応じました。
それによると岩田社長は、買収防衛策を導入する企業が相次いでいることについて「
有事への対応をきちんとしておけば(特別な防衛策がなくても)十分対応は可能」、安易な買収防衛策導入は「経営陣の保身と取られかねない」とコメントしました。
また、記事には、(岩田社長は)
「色々と手は打った」と笑みを浮かべるが、“秘策”は最後まで明かさなかったとありますので、いつ来るかも分からない買収攻撃に対しての防衛策はきちんと用意してある、と言ったところでしょうか。
買収といえば、マイクロソフトのビルゲイツ氏が任天堂の買収に意欲的なのは有名な話ですね。数年前に、NOA前社長の荒川氏に買収を持ちかけたり、両社の役員と会合を開いたりしたそうですが、筆頭株主でもある前社長の山内氏が難色を示したため自然消滅した、と言う感じです。
少なくとも、1999年と2004年の2回は騒がれていますが、この辺のお話は参考リンクよりどうぞ。
それにしても時価総額が8兆円を越えている今、買収はなかなか難しそうですが…今後、株価が下がり始めた時が危ないですよね。さて、これからどうなるんでしょうか。
◎関連リンク
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任天堂社長岩田聡氏――買収防衛、手は打った (NIKKEI.NET)
◎参考リンク
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MSが任天堂を250億ドルで買収する計画だった? (ITmedia)
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任天堂がMicrosoftからの買収提案を否定 (ITPro)