Adobeの「Flash Player」に脆弱性、Wiiにも影響か (検証動画Update!)
セキュリティソフト大手のSymatntecは、Wiiにも搭載されているAdobeの「Flash Player」について、同ソフトの特徴であるクロスプラットフォームに関連した脆弱性があることを発見しました。
※20:50 WindowsやWiiなどの脆弱性を検証した動画と、関連リンクを追加しました。
これは、Flashが使っている「.FLV」形式のファイルに脆弱性が存在するというものです。もし、細工の施された「.FLV」ファイルが脆弱性のあるバージョンの「Flash Player」で実行された場合、
完全にフリーズして操作を受け付けなくなるとの事です。
※20:50追加 以下は、実際に問題のある「.FLV」ファイルをWindows、Mac、Wiiで実行し、フリーズする様子を検証した動画です。
Flashは、Internet ExplorerやFirefox、Opeaなどの様々なブラウザや、WindowsやMacなどの各種OSに対応しているほか、「ニンテンドーDSブラウザー」やWiiの「インターネットチャンネル」などの組み込み型ブラウザとしてなど、多数のプラットフォームで実行できます。
そのため、広告や、Youtubeなどの動画サイト、オンラインゲームなど、様々な場面で使用されています。
今回の件について、「
Wiiの場合も、まだコード実行が可能になる段階ではないが、今回の脆弱性により、新たな弱点が露呈されてしまったとSymantecは指摘しています。
記事によると、Wiiの場合もコードが実行されればクラッシュするようなので、今後、Wiiを対象とした攻撃がなされる可能性は否定できない状況です。
◎関連リンク
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Flashの脆弱性でWiiもフリーズ状態に (ITmedia)
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Wii gets Flashed by a bug too! (Symantec)
掲載:7月23日 19:30 更新:7月23日 20:50