今年のメディアブリーフィングは、Santa Monica Civic Auditoriumで行われました。規模は昨年に比べて縮小したものの、その存在感は変わっていません。
それでは、ダイジェストです。詳細は関連ニュースで取り上げていますので、合わせてご覧ください。
1時2分 ムービーがスタート。
WiiやニンテンドーDSが、メディアでどのように取り上げられているか、プレイヤー達の反応や、現状などを示したビデオが流れる。
1時4分 NOA社長のReggie Fils-Aime氏が登場
会場へ挨拶。はじめに、任天堂の躍進について演説。
- 2007年上半期のゲーム市場は、2006年上半期に比べ、北米で46%、英国で42%、日本で114%、それぞれアップした。
- 今年の会社別シェアは、任天堂が69%、ソニーが29%、マイクロソフトが2%。任天堂は、2002年は30%であったが、これは携帯型ゲームの成長によるものが大きい。
- 18歳以下、18~24歳、25歳以上の3つに分けて2002年と現在のユーザー層比率を見ると、18~24歳が8%→17%、25歳以上が14%→23%と、ユーザー層拡大が確実に進んでいることがわかる。
- 男女比率で見ると、今まで伝統的に「男性8割:女性2割り」だった比率が、任天堂市場では男性67%・女性33%と、女性ユーザーの割合が拡大した。
WiiとニンテンドーDSの現状
- ニンテンドーDSは、世界中で4000万台が販売された。
- Wiiは、発売から33週が経った今でも世界中で売り切れている。
- 北米でのタイトル数は、Wiiが60タイトル、DSが300タイトル。今後、新規にWii向けに100タイトル、DS向けに140タイトルが投入される。
1時17分 ムービーがスタート
先ほどと同じように、メディアが取り上げた様子や、ユーザーの様子を映したムービーが数分間流れた。
1時19分 ガン型のアタッチメント「Wiiザッパー」が登場
昨年のE3でも展示されていた、Wiiリモコンとヌンチャクを使用するアタッチメント「Wiiザッパー」が、正式に発表された。これは両手で持ち、主にFPS系タイトルで使用される。
価格は
19.99ドル、発売は
今年中。任天堂も対応ソフトを開発中で、このアタッチメントは任天堂ソフトに同梱予定。なお、対応ソフトは以下の通り。
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ (カプコン、発売時期未定)
- ゴースト・スカッド (セガ、2007年発売)
- Medal of Honor (エレクトロニックアーツ、時期未定) ※対応検討中
1時22分 新作ラインナップの紹介
- Wii: METAL OF HONOR (エレクトロニック・アーツ)
- Wii: WWE Smackdown (任天堂)
- DS: NINJA GAIDEN Dragon Sword (テクモ)
- Wii: ソウルキャリバー レジェンズ (ナムコ)
- Wii: マリオ&ソニック in 北京オリンピック (任天堂、セガ)
- Wii: ドラゴンクエストソード (スクウェア・エニックス)
- Wii: 大乱闘スマッシュブラザーズX (任天堂) 北米で12月3日発売
→ 大乱闘スマッシュブラザーズX、北米での発売は12月3日
1時25分 ムービーがスタート
ゲームサイトのライター達が登場。「Wii Sports」や「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」等をプレイ。
1時27分 「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」を実演
日本では6月23日に発売された「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」をステージ上で実演。ちなみに北米ではまだ発売されていない。
1時30分 メトロイドプライム3のムービーを放映
操作は簡単らしい。Wiiリモコンとヌンチャクを使う。
1時33分 再びムービー。その後、レジー氏がオンライン展開について語る
任天堂は、ニンテンドーDSの発売以降、オンライン展開を積極的に行っている。
- 世界で550万人のニンテンドーDSユーザーが、Wi-Fiコネクションを利用している。うち、対戦プレイは230万。
- Wiiのインターネットチャンネルによるソフトのダウンロード数は、560万回を突破。タイトル数は112。
- Wii向けの新作ソフト有償ダウンロードサービス「WiiWare」を紹介。
- 新しいWiiチャンネル「Check Mii Out」を紹介。2007年中にスタート。
1時38分 今後のオンライン展開
「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に対応しているタイトルや今後のラインナップを紹介。
- Wii: ポケモンバトルレボリューション
- Wii マリオストライカーズ チャージド
- Wii: Madden 08
- Wii: FIFA 08
- DS:ドラゴンクエストモンスターズ
- Wii: マリオカートWii 2008年初頭発売予定 → 2008年に「マリオカートWii」発売、オンライン対応
1時41分 ムービーがスタート。
1時43分 岩田社長が登場。
Nintendogsや脳トレ、WiiSports、DSのお料理ナビなどを紹介。
任天堂は、新しい層のゲームユーザーを呼び込むことに成功。
ベテランゲーマーとライトユーザーの壁を取り払った。
Wiiは、FPSに最適。アタッチメントの「ザッパー」も登場する。
宮本氏は、新しいソフトにチャレンジしている。お楽しみに。
1時50分 岩田社長が退場。ムービーがスタート。
「スーパーマリオギャラクシー」 Wiiリモコンとヌンチャクを使用。
脳トレを様々な層の人がプレイしている様子を放映
1時53分 レジー氏登場。
マリオギャラクシー 北米で
11月12日発売
脳トレ2、ピクロスDS、MySims、ディズニーのタイトル
野球の投球やバスケのシュートを練習するソフト、My Word Coach
2時00分 新作ソフト「
Wii Fit」が登場
床に置くマット。足踏み、腕立て伏せ、フラフープ、サッカーのキーパー、ダンス、ストレッチなど。
Mii対応。
エクササイズに最適。もしかして「ヘルスパック」?
→
健康促進ソフト「Wii Fit」、新しい周辺機器も発表――内容を一足お先に紹介2時03分 宮本氏登場。日本語で解説。
リビングにおいて、家族みんなで使って欲しい。
テーマは健康。恐らく、ヘルスパックだと思われる。
実演開始。片足を前後に振る運動。センサが反応し、バランスを感知。
画面に合わせて、マットに乗ったり降りたりするゲーム。
音楽がとてもさわやか。画面には、解説や指示が出る。
どうやら、調子が良くなかったようです。練習ではできていたそう。会場で後ほど体験できる。
ゲームは、
40種類以上を収録。
周辺機器名は、「
Wiiバランスボード」
体重が測れる。体重の変化で、乗っている人のバランスを感知できる。
ワイヤレス。部屋のどこででも使用できる。
測定は、10秒ほど。バランスを測る。体の傾きや姿勢を知ることができる。
データは、家族みんなのものを保存できる。グラフで表示。Mii対応。
何人かのデータのグラフを重ねて表示することもできる。
宮本氏とレジー氏がサッカーのヘディングで対決。20点先取。マットに乗って、体全体でボールを跳ね返すゲーム。
たまに靴が飛んでくる。勝負はレジー氏が勝利。
2時15分 宮本氏退場。レジー氏登壇。
ビデオゲームが、「MySpace」等とは違った新しいコミュニケーションを提供する。
2時17分 ムービー。
2時18分 カンファレンスが終了。
※
2007年E3 任天堂カンファレンス ニュース記事一覧にて、関連ニュースを掲載しています。
◎関連リンク
□
宮本茂氏が「Wii Fit」を高らかに掲げる――「任天堂メディアブリーフィング」 (ITmedia)
□
E3 07: Wii Mario Kart pulls drive-by on Nintendo gathering (GameSpot)
□
任天堂、「E3 Media Briefing」を開催 (インプレス)
12日2時31分 リアルタイム更新終了 23時19分 1回目のまとめ更新