任天堂が株主総会を開催――定款変更を承認、株式分割の質問も
任天堂は28日午前、本社7階会議室にて「第67期 定期株主総会」を開催しました。
午前10時から開催された今年の株主総会では、決算報告と議案決議が行われました。
議案決議では、昨年の株主総会で否決された「定款変更」に関する議案が可決されました。ほか、現在の取締役13名の再選や、監査法人の変更、余剰金配当、監査役選任、取締役報酬の改定が承認されました。
また、質疑応答では、株価上昇に伴い投資単価が高額になっていることに対して「株式分割」に関する質問が出ました。
任天堂広報担当者はこの件について、「
当社としても投資単位の引き下げは早急の問題だと認識している。ただ、現在行えば莫大な費用がかかることもあり、すぐにできることではない。」としながらも、「
株券が電子化される2009年1月以降に改めて検討したい」と、将来的には株主分割が行われる可能性があることを示唆しました。
ほか、中国やインドへの展開については、「
中国などは知的財産権など解決すべき問題が多く、そう簡単には展開できない。また、日・米・欧で潤沢な供給ができていない現状では難しい」と、製品供給の安定化が優先であることを述べました。
そのほかの情報については、明らかになり次第、お伝えいたします。
◎関連リンク
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任天堂が堅調、株式分割は株券が電子化されてから改めて検討 (Yahoo!ニュース)
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株主・投資家向け情報 (任天堂)