2007年3月中の米国でのハード売り上げの状況が明らかになりました。あと、当サイトでは2月の販売データを取り上げていなかったので、簡単に2月→3月の米国市場を比較してみました。

　米国の独立系の市場調査期間NPDによると、2007年3月中の米国内のゲーム機販売台数で、Wiiが、いわゆる「次世代型ゲーム機」の中で1位になったとのことです。

　さて、気になる台数ですが、Wiiが25万9000台、プレイステーション3が13万台、Xbox360が19万9000台、プレイステーション2が28万台です。PS2がPS3の倍を販売したわけで、米国ではPS3への移行が進んでいないことがわかります。
　ほか、携帯型ゲーム機は、ニンテンドーDSが50万8000台、ゲームボーイアドバンスが14万8000台、PSPが18万台と、こちらはDSが大きく離して堂々の1位です。

　比べてみると、PS3はGBAにも抜かれていますね。Xbox360にも迫る勢いです。海外では、日本のように短期間では新型ゲーム機への移行が進まないことがわかります。

　2月のNPDデータを取り上げていなかったので、今取り上げます。Wiiが33万5000台、PS3が12万7000台、Xbox360が22万8000台、DSが48万5000台、PSPが17万6000台でした。2月→3月の推移で見てみると、WiiとXbox360がダウン、PS3とPSPが横ばい、DSが上昇、ということになります。

　日本の2月～3月と同様に、米国でも販売台数が下降気味だったのは気になりますね。4月は「スーパーペーパーマリオ」が発売されるためWiiが上昇するでしょうが、品薄の問題と合わせても「勢いがある時に」というのは重要です。

　2007年度の出荷計画に、ますます期待がかかるところです。

◎関連リンク
　□任天堂「Ｗｉｉ」、3月米ゲーム機販売で首位を維持＝調査会社 （Yahoo!ニュース：ロイター）
　□なんとGBAがPS3を上回る―米3月ハード売り上げ （Nintendo iNSIDE）
　□任天堂、3月も米国を席捲―NDPデータでWiiもDSも50万台超え （Nintendo iNSIDE）
　□2月のNPD売上が発表、DS・Wiiともに好調 （Nintendo iNSIDE）