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任天堂が第3四半期決算を発表、営業損失16億円も為替差益で経常利益556億円に

  • 掲載: 2014年1月30日 01:46
 任天堂は29日、平成26年3月期 第3四半期決算短信を発表しました。
 第3四半期(2012年4月1日~12月31日)における売上高は4991億2000万円(前年同期は5430億3300万円)、営業利益は-15億7800万円(同-58億5700万円)、経常利益は555億6600万円(同227億5600万円)、四半期純利益は101億9500万円(同145億4500万円)となり、前年に比べて赤字幅は圧縮されたものの3期連続での営業赤字となりました。

 期間中は、まずニンテンドー3DSに関しては「ポケットモンスター X・Y」が10月の発売から全世界で1161万本、11月に欧米・12月に日本で発売した「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」が全世界で218万本を出荷したほか、国内で4月に発売した「トモダチコレクション 新生活」、海外で6月に発売された「とびだせ どうぶつの森」、欧州で7月・米国で8月に発売した「マリオ&ルイージRPG4」など、年間を通して有力タイトルが発売され、好調でした。
 特に国内市場では本体・ソフト共に好調でしたが、海外では米国でトップシェアとなるなど勢いは上げたものの、年末商戦での伸びが想定を下回りました。4月からの出荷数は3DS本体が1165万台、ソフトが5725万本です。

 Wii Uに関しては、夏から年末商戦にかけて発売した「ゼルダの伝説 風のタクトHD」「Wii Party U」「スーパーマリオ 3Dワールド」がそれぞれミリオンセラーとなりましたが、Wii Uのビジネス全体の勢いを回復するには至らず、出荷計画は大幅な未達となっています。4月からのWii U本体の出荷台数は241万台、ソフトは1596万本です。

 営業損失16億円に対して経常利益は556億円となっていますが、これは円安によって外貨建資産の評価益が発生し、為替差益として481億円の営業外収益を計上したためです。

 任天堂は2011年度から3期連続で赤字が続いていますが、これは2011年度に関しては超円高と3DS立ち上げや本体値下げ、2012年度は超円高とWii U立ち上げが重なったことによる影響も大きくありました。ただ2013年度に関しては、為替はむしろ円安傾向となっており、さらに3DSは収穫期、本体の採算性が厳しいWii Uも2度目の年末商戦とありソフトでカバーする見込みでした。
 それ故に営業利益1000億円という計画が立てられたものと思われますが、特に海外で計画が未達となっており、そもそもの売上が伸びていないため本業で円安効果を享受できていない状況にあります。

 3DSはまた次の年末商戦に向けて国内市場を温存しつつ海外での成長を目指していくことになりますが、Wii Uに関してはあるべき普及速度へと戻すことも厳しくなりつつあり、経営方針説明会にてどのような展望が語られるかに注目ですね。

◎関連リンク
 □決算短信等 (任天堂)

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