被験者は、Wiiの付属品である「センサーバー」の設置場所に間違い、Wii本体のそばに置いて、本体の電源を入れた。電源投入後、センサーバーの位置を選択する画面が出たため、被験者はセンサーバーが何なのか悩んでしまった。やがてセンサーバーに「SENSOR BAR」という表記があることを見つけ、理解できた。
被験者がWiiにディスクを挿入する時、挿入する向きに困惑してしまった。この被験者は、本体正面にあるボタンや文字を手掛かりにしてディスクを挿入した。その後「ディスクドライブチャンネル」を選択したところ、ディスクを読めないとの警告文が出たため、挿入する向きが間違っていたことに気付いた。
被験者が「ヌンチャク」で画面上のカーソルを操作しようと試みたところ、カーソルが動かなかったので、説明書を見始めた。その後、進行役がリモコンを使うことを教えたため、ヌンチャクの使用は誤りであることに気付いた。
ユーザー名入力の場面で、ユーザー名を入力したものの、初期表示の「ユーザー1」という文字が残ってしまった。進行役からこれを消すように指示を受けて消そうとするが,文字を全部消してしまった。
ゲームを開始する時、ディスクを挿入する向きに戸惑う被験者。挿入後、画面に変化が生じないためディスクを出したが、再びディスクを同じ向きで挿入する。その後「ゲーム」アイコンの下にディスクのアイコンがあることに気付き、ゲームを開始できた。
ゲームを終了する時、コントローラを操作してゲームを終了しようとするが、項目が見つからず終了できない。分からなかったため、リセットしようと思い、本体前面の電源ボタンで電源を切ってしまう。電源投入後、進行役は無線LAN設定の指示を出すが、実際にはゲームは終了しておらず、自動的に始まってしまった。進行役は、仕方なくゲームの終了方法を教えた。
本体の電源を切る時、「本体にある電源ボタンで電源をいきなり切るのはよくない」と考えたために、メニュー画面から電源を切ろうと試みる。しかし、メニューに電源を切る項目はない。 しばらく時間が経過した後、進行役が「ゲームを終了するときのやり方がありましたよねえ」とヒントを言ったため、ゲーム終了時と同じく、コントローラにある「PSボタン」を使うことに気付いた。
電源を入れようとした時、本体背面にある電源スイッチを押しただけでは電源が入らなかったため、別のボタンを見つけようと、被験者は本体に触れる。その最中、タッチパネル形式の電源ボタンに偶然触れたので、突然電源が入って驚いた。