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任天堂が平成24年度決算を発表、2期連続の営業赤字に

  • 掲載: 2013年4月24日 21:56
 任天堂は24日、平成25年3月期決算短信を発表しました。
 平成25年3月期(期間:平成24年4月1日~平成25年3月31日)における売上高は6354億2200万円(前年度比-1.9%)、営業利益は-364億1000万円、経常利益は104億8200万円、当期純利益は70億9900万円で、2期連続の営業赤字となった一方、為替差益の発生により経常黒字となりました。
 1月末に発表した業績予想では、売上高が6700億円、営業利益が-200億円、経常利益が200億円、当期純利益が140億円でした。円安により為替差益は発生した物の1~3月においてもニンテンドー3DSとWii Uの販売数量が予想を下回り、営業赤字が予想よりも拡大、経常利益と当期純利益も減少しました。

 期間中は、まずニンテンドー3DS関連ではサイズバリエーションとして「ニンテンドー3DS LL」本体を発売したほか、「Newスーパーマリオブラザーズ2」が全世界で計642万本、「とびだせ どうぶつの森」が国内で300万本以上を出荷するなど、国内では3DSが大きな存在感を示しました。
 一方で、海外では依然として販売が予想を下回る状況が続いています。3DS本体の出荷台数は1395万台、ソフトは4961万本となりました。

 昨年末に世界各地で発売されたWii Uは、ソフトでは「NewスーパーマリオブラザーズU」が全世界215万本、「Nintendo Land」が260万本と好調でしたが、ソフト開発の遅れが影響して年明け以降はラインナップが途絶え、スタートダッシュでの勢いを維持できませんでした。
 これは世界各地で同じ状況になっており、夏商戦に向けて建て直しが必要となっています。Wii U本体の出荷は345万台、ソフトは1342万本です。

 ニンテンドーDS関連では「ポケットモンスター ブラック2/ホワイト2」が累計781万本となったものの、ハードとしては3DSへの世代交代がより一層進んだことから、DS本体は235万台、ソフトは3338万本となりました。
 Wiiは「マリオパーティ9」がミリオンセラーになりましたが、新規タイトルが全体的に少なくなり、Wii本体は398万台、ソフトは5061万本となりました。

 ニンテンドー3DSとWii Uで本体・ソフト共に販売数量が予想を下回ったほか、Wii U本体は発売直後のため採算が厳しい状態にあり、営業利益は昨年と同規模の-364億円になりました。
 一方で、最近の円安傾向を受けて為替差益が395億円発生し、経常利益と当期純利益は黒字を確保しました。

 来期は、まず失速状態にあるWii Uについて、今年後半から来年にかけて任天堂の有力タイトルを集中的に展開するとのこと。また、Miiverseを用いた販売拡大や、本体製造のコスト削減による採算性の向上も目指します。
 3DS関連では「とびだせ どうぶつの森」の海外展開や、「トモダチコレクション 新生活」「ポケットモンスター X/Y」の発売をはじめ、様々な有力タイトルが発売されます。

 平成25年度の通期業績予想は、売上高が9200億円、営業利益が1000億円、経常利益が900億円、当期純利益が550億円となっています。為替レートは1ドル=90円、1ユーロ=120円です。
 ここ数年は第2四半期時点での業績予想もこのタイミングで発表されていましたが、平成25年度に関しては作成していないとのこと。

 平成25年度の業績予想には、1月末の第3四半期決算説明会にて岩田聡社長がコミットメントとして語った「営業利益1000億円」が反映されています。2期連続の営業赤字となった任天堂、社長就任から10年が経過した岩田社長にとって、今年度は大きな山場になります。

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