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スクエニが合併後初の最終赤字へ、和田社長が6月で退任

  • 掲載: 2013年3月27日 01:15
 スクウェア・エニックス・ホールディングスは26日、平成25年3月期における業績予想の下方修正と特別損失の計上を発表しました。
 修正後の業績予想は売上高が1450億円(前回予想は1500億円)、営業利益が-60億円(同75億円)、経常利益は-50億円(同65億円)、当期純利益は-130億円(同35億円)となり、黒字から一転して最終赤字予想となっています。
 同社の通期業績が赤字となるのは、2003年4月にスクウェアとエニックスが合併して以来、初めてのことです。

 下方修正の理由として同社は、海外にて家庭用ゲーム機向け大型タイトルの販売低迷や、アミューズメント分野での機器事業の業績不振、そして事業再編による特別損失の計上を挙げています。
 特別損失は、ゲーム事業の環境変化を踏まえて開発方針の変更や組織体制の見直しなどを行うためです。コンテンツ廃棄損約40億円、コンテンツ評価損約40億円、その他約20億円で、計100億円程度の特別損失が発生しました。

 また、この業績の下方修正に合わせて、代表取締役の異動に関する発表も行われました。同社代表取締役社長の和田洋一氏が退任となり、後任として代表取締役 経理代務担当の松田洋祐氏が新社長に就任します。
 異動は、2013年6月下旬に開催される定時株主総会および取締役会にて正式に決定する予定です。

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 □スクウェア・エニックス・ホールディングス