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任天堂が第3四半期決算を発表、営業赤字発生も為替差益で経常黒字に

  • 掲載: 2013年1月30日 21:19
 任天堂は30日、平成25年3月期 第3四半期決算短信を発表しました。
 期間中(2012年4月1日~12月31日)の売上高は5430億3300万円(前年同期は5561億6600万円)、営業利益は-58億5700万円(同-164億800万円)、経常利益は227億5600万円(同-660億2700万円)、四半期純利益は145億4500万円(同-483億5100万円)で、昨年に引き続き営業赤字が発生しましたが経常黒字となりました。

 2011年度の同時期はニンテンドー3DS本体の販売が計画を大きく下回ったことをはじめ、夏に実施した本体値下げによって逆ざやが発生、他にも為替市場は記録的な円高の最中であるなど、厳しい事業環境にあり大きな大幅な赤字となっていました。
 今年度の第3四半期では、3DSの逆ざやを解消した状態で年末商戦を迎えられたものの、Wii U本体の採算は厳しい状態にあります。昨年秋までの円高ユーロ安の影響もあって売上高は前年をさらに下回り、営業赤字となりました。ただ、為替市場は秋頃から円安傾向になり為替差益が発生、経常利益と四半期純利益は2年ぶりに黒字となりました。

 販売数量はWii U本体が306万台/ソフトが1169万台、ニンテンドー3DS本体が1271万台/ソフトが3956万本、Wii本体が353万台/4508万本、ニンテンドーDS本体が215万台/ソフトが3024万本です。
 年末までの動向などを踏まえ、年間出荷計画が下方修正されました。修正後はWii U本体が400万台(従来は550万台)、ニンテンドー3DS本体が1500万台(従来は1750万台)、Wii本体が400万台(同500万台)、ニンテンドーDS本体が230万台(同250万台)となっています。

◎関連リンク
 □決算短信等 (任天堂)