[WiiU] 利益貢献は来期に期待、ハード+ソフトで健全な収益構造を
任天堂が25日に開催した第2四半期決算説明会 質疑応答にて岩田聡社長は、11月の北米を皮切りに全世界で発売する「Wii U」の収益についてコメントしました。
発売時点では逆ざや状態となっているWii U本体ですが、解消について岩田社長は「
今日の時点で「いつ逆ざやが解消します」ということを具体的に申し上げる材料はありません」とコメントしました。
今期のWii Uについては、まだ本体の普及台数が少なくソフトの販売数も限られるため、ハードとソフトを合わせた収益も決して楽観はできないと分析。ハード発売時はプロモーション費用も掛かるため、今期に関しては任天堂の収益に大きく貢献することは期待できないとの見通しを示しました。
来期については「
単純にハードの逆ざやがいつ解消するかということよりも、(中略)トータルのビジネスとして健全な収益構造をつくることをより早く実現するべき」とし、ソフトを速いペースで展開してタイレシオ(本体1台に対するソフト販売本数)を高めることを目標としました。
Wii U本体の逆ざやが解消する時期については言及が無かったものの、「
来期には(ハードとソフトを合わせた)Wii Uというプラットフォームのビジネスは十分に収益貢献するところまで持っていける自信を持っております」と、今後の抱負を語りました。
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第2四半期決算説明会 質疑応答 1ページ目 (任天堂)