Wii用の違法プログラムを配布した京都府の大学生を逮捕、サイトでの配布による立件は初
埼玉県警は3日、Wiiで違法ソフトを起動可能にするプログラムをインターネット上で入手できるようにしたとして、京都府向日市の大学生(19)を不正競争防止法違反(技術解除装置等の販売)容疑で逮捕しました。
毎日新聞の報道によると、この大学生は2月28日、自身が運営するサイトを通じて不特定多数の利用者が改造プログラムをダウンロードできるようにした疑いが持たれています。
県警によると、5月24日現在でのダウンロード数は約6500回とのこと。大学生は容疑について「改造プログラムは海外のサイトで入手した。広告収入をもらえるため2年前から始めた」と供述、同サイトで2010年12月~2012年5月の間に約26万円を得たとしています。
ゲーム機には、通常はハードウェアメーカーのライセンスを持つ正規のゲームソフト以外は起動できないような仕組みが施されていますが、改造プログラムを使用することでガード機能が回避され、違法に入手したソフトが起動可能になります。
このようなプログラムを配布及び販売する行為は、不正競争防止法にて定められている技術解除装置等の販売にあたります。
なお同県警によると、ファイル共有ソフトによる不特定多数への配布ではなく、サイトでのプログラム提供による立件は全国初であるとのこと。
◎関連リンク
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不正競争防止法違反:サイトに違法プログラム、Wii用提供容疑送検−−県警、全国初 /埼玉 (毎日新聞)