「FE覚醒」スペシャルパックの数量追加、景品表示法違反の可能性があり出来ず
任天堂の岩田聡社長は、4~5月にかけて任天堂オンライン販売にて限定販売された「ファイアーエムブレム 覚醒 スペシャルパック」について謝罪しました。
「ファイアーエムブレム 覚醒 スペシャルパック」は、ソフトに加えて限定デザインのニンテンドー3DS本体やニンテンドープリペイドカードが同梱されており、注目度の高い商品になりました。しかし、全部で5回に分けて販売されたにも関わらず、十分な数量が用意されていなかったことやサーバーダウンなどもあり、混乱が生じました。
岩田社長は、「
特定のキャラクターのデザインを施したニンテンドー3DS本体とソフトをセットにしたスペシャルパックというものにどの程度の需要があるのかということにおいて、完全な読み違いがございました」と、原因を説明しました。
1回目の販売時に想定を上回るユーザーがアクセスしたためサーバーが混雑するなどの混乱が生じた後、多くのユーザーから数量限定から予約販売への変更を要望する意見などが寄せられ、社内でも検討したとのこと。
しかし社外の弁護士に相談した結果、「
期日や数量を限定していったん発売を開始した商品を後から追加で予約販売や抽選販売に変えてしまいますと(中略)景品表示法という法律に触れる可能性がございます」とし、「お客様のご要望に何とか応えたいと考えつつも、結果的に変更ができなかった、コンプライアンスを考えるとそうすることができなかった」とコメントしました。
最後に、岩田社長は「
今後は商品の特性や需要に応じて販売方法を正しく判断できるようにすることで、今回のような不本意な思いをファンのみなさんに二度と感じていただくことのないように努力したいと思いますので、今回に関してはどうかご容赦いただきたいと思います」と謝罪しました。
「任天堂オンライン販売」での限定デザイン本体の販売は今回が初めての試みでしたが、(※2012/06/30 17:05訂正…昨年末にゼルダの伝説デザインの3DS本体が販売されており2回目のため、該当部分を削除しました)多くの反省点を残す結果となりました。次回以降はこのような事態にならないことに期待したいですね。
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2012年6月28日(木) 第72期 定時株主総会 2ページ目 (任天堂)
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