以下、IGNの記事「The 10 Conspicuously Absent Nintendo Games of E3」に取り上げられている”任天堂のプレゼンで発表されなかった10の情報”について、順番に取り上げていきます。
レトロスタジオの新作 レトロスタジオは、「メトロイドプライム」「ドンキーコング リターンズ」「マリオカート7」などを開発した北米の任天堂子会社です。
最近、同社が新しいプロジェクトに取り組んでいることについて様々なところで語られています。噂としてはメトロイドやスターフォックス、そして
両タイトルのクロスオーバー作品 がありましたが、これは後に否定されています。結局E3でも、レトロスタジオに関する続報が発表されることはありませんでした。
3DS「とびだせ どうぶつの森」の続報 4月に放送されたニンテンドーダイレクト では、3DS版どうぶつの森の正式タイトルが「
とびだせ どうぶつの森 」であることが発表されました。
本作は日本で2012年秋に発売されますが、DS版は日本だけで500万本以上を販売したビッグタイトルということもあり、注目度の高い作品です。ですが、今年のE3はWii Uを中心とした構成になったため、会場では本作のロゴすらも見つけることが出来ませんでした。
ちなみに「どうぶつの森」シリーズという観点から見ると、
Wii U「ニンテンドーランド」 に本シリーズを題材としたアトラクションが収録されます。出展もされたため、一応はE3にも登場したことになります。
「レイトン教授」シリーズの続報 海外でも人気作品になりつつある
「レイトン教授」シリーズ も、E3で姿を見せなかった作品の一つです。
レイトン教授関連では、ニンテンドー3DS向けの
シリーズ6作目 の他にも、カプコンとレベルファイブのコラボレーションによる「
レイトン教授VS逆転裁判 」が開発中です。これらの作品は、どちらかと言えば日本向けの作品であるため、東京ゲームショウで続報が発表される可能性が高そうです。
エレクトロニック・アーツのWii Uプロジェクト 2011年のE3でWii Uが初公開された時、任天堂のプレゼンテーションではエレクトロニック・アーツのJohn Riccitiello氏が登壇し、両社の協力関係を強調する一幕がありました。
しかし今年のE3では、エレクトロニック・アーツからは「
Mass Effect 3 」がWii U向けに発表されただけで、他のソフトメーカーに比べてラインナップは控えめでした。
Wii UでのNFCの活用法 Wii U Game Padに搭載される
NFCリーダー・ライター によって、例えば駅の改札口でSuicaを使う時のような、非接触の近距離無線通信が可能になります。
しかし、E3ではNFCの具体的な活用方法について発表されませんでした。
1月の経営方針説明会 では、小型課金の決済手段として、またはカードやフィギュアを用いた新しい遊びに利用できるとの発表がありましたが、具体的にどのように活用されるのかは不明なままです。
Wii U「Shield Pose」 「
Shield Pose 」は、2011年のE3で公開されたWii Uのデモの一つです。内容は、様々な方向から飛んでくる矢を、盾に見立てたゲームパッドで防ぐリズムゲームです。
デモのため実際に発売されるかどうかは別の話ですが、現地で取材した人からは好評だったため、ぜひ何らかの形でリリースして欲しいですね。
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「Battle Mii」と「Chase Mii」 この2タイトルも、2011年のE3でWii Uのデモとして出展されていた作品です。「
Battle Mii 」は、ゲームパッドを持つ人と、Wiiリモコンを持つ人に分かれてバトルするゲームです。また、「
Chase Mii 」はゲームパッドを持つ人が、Wiiリモコンを持つ人達を追いかけて捕まえるゲームです。
出展当時は「はじめてのWii U」のようなソフトが発売されるのではないかと推測されていました。ただ今年のE3を見る限りでは、これらの作品は「
ニンテンドーランド 」の収録ゲームと内容が重複しており、位置付けとしては本作がWii Uの入門ソフトとなっているため、実際に「Battle Mii」や「Chase Mii」といった作品が登場することはもう無いと思われます。
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Wii U&3DS向け「大乱闘スマッシュブラザーズ」 2011年のE3では、桜井政博氏が
Wii Uとニンテンドー3DS向けに「大乱闘スマッシュブラザーズ」最新作を開発予定 であることが発表されました。
今年のE3で何らかの発表があることに期待した方も多いと思います。しかし、桜井氏は3月に「新・光神話 パルテナの鏡」の発売を終えたばかりで、
スマブラには最近着手したことが明らかに なっています。
ニンテンドー3DS向けの「ゼルダの伝説」最新作 ゼルダシリーズのプロデューサーである
青沼英二氏へのインタビュー から存在が明らかになっている
ニンテンドー3DS向けの「ゼルダの伝説」最新作 ですが、今年のE3では全く触れられませんでした。
インタビューから、次回作は「時のオカリナ3D」のようなリメイクではなく、
新作 であることも明らかになっていますが、依然として詳細は不明なままです。
Wii U向け「ゼルダの伝説」最新作 ニンテンドー3DS向けと同様に、新作への期待が高まっているのが
Wii U向け「ゼルダの伝説」最新作 です。2011年のE3では、古くからある任天堂の作品もゲームパッドによって進化する例として、「ゼルダの伝説」のデモが出展されました。
しかし今年は、Wii U向けの「ゼルダの伝説」に関する続報は発表されませんでした。今年のE3は、Wii U本体の発売直後にリリースされるソフトの紹介に絞られたためだと思われますが、期待していた人にとっては残念な話ですね。
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2012年のE3では、「
Wii Uの紹介をメインにし、3DSに関しては別の機会に発表する 」「
Wii Uソフトは、特に本体発売直後にリリースされるものの紹介に絞る 」といった方針がありました。
3DSのさらなる市場拡大と、Wii Uの概要を発表するという目的があった2011年のE3に比べると、どこか物足りなさを感じた人も多かったのではないでしょうか。
E3で発表されなかった情報に関しては、いずれ放送されるであろうニンテンドーダイレクトや、国内向けのWii U発表会に期待したいですね。
◎関連リンク
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The 10 Conspicuously Absent Nintendo Games of E3 (IGN)