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ルーブル美術館と任天堂が提携、3DSを活用したガイドを開発

  • 掲載: 2012年4月12日 00:32
 任天堂は、世界最多来館者数を誇るパリのルーブル美術館に対して、専用のオーディオガイドを内蔵したニンテンドー3DSシステムを提供しました。
 これは、任天堂とルーブル美術館の継続的パートナーシップの一環として行われたものです。ルーブル美術館向けのオーディオガイド「Audioguide Louvre - Nintendo 3DS」は、現地時間2012年4月11日より利用できるようになっています。

 このシステムでは音声によるガイドの他にも、3D画像や動画をはじめとする3DSの様々な機能を用いたインタラクティブマップが利用でき、利用者の現在位置も把握できるようになっています。 また、芸術作品に対する700以上の説明が用意されています。解説は、美術館の学芸員および解説員が録音したものが収録されています。
 システムには、館内でも特に有名な作品を約45分で巡るツアーも用意されています。言語はフランス語、英語、ドイツ語、韓国語、スペイン語、イタリア語、日本語です。また、障害を持っている方向けにフランス語手話対応版も近日中に利用可能になるとのこと。

 「Audioguide Louvre - Nintendo 3DS」は館内のチケットデスク・自動券売機にて貸し出されます。料金は一般が5ユーロ(※以前のガイドは6ユーロ)、18歳未満/障害をお持ちの方/非雇用者/低所得者が3ユーロです。金曜日午後6時以降、18~25歳限定でガイドを1台有償レンタル毎に1台を無料で貸し出すキャンペーンも実施されます。

 ルーブル美術館のマネジングディレクターであるBarbet氏は、今回の提携について「任天堂とのパートナーシップが本日、ニンテンドー3DSシステム上での新しいマルチメディアオーディオガイドという形で結実したことを、私は非常に嬉しく思っています」とのコメントを発表しました。
 また、任天堂の岩田聡社長は「これほど高名かつ人気の高い美術館に、ニンテンドー3DSによる専用オーディオガイドを提供できることを、当社は光栄に思っています。年齢・性別を問わず世界中の人々にお楽しみいただいている任天堂のゲーム開発経験を活かして制作したオーディオガイドによって、ルーブル美術館を訪れる訪問者の皆様がより充実した鑑賞体験を味わっていただけることを期待しています」とのコメントを寄せています。

 このニュースリリースは欧州のNintendo of Europeより発表されたものですが、任天堂ホームページにて和訳が掲載されていますので、こちらも合わせてご覧ください。

◎関連リンク
 □ルーブル美術館と任天堂が提携 AUDIOGUIDE LOUVRE - NINTENDO 3DSを発表 (任天堂)