海外: 「スーパーマリオ3Dランド」ディレクター・林田氏、GDC2012にて講演
任天堂・東京制作部の林田宏一氏は、米サンフランシスコにて開催中の「Game Developers Conference 2012」(DGC2012)にて講演を行いました。
GDCはゲーム開発者による様々な講演が行われるカンファレンスです。2009年と2011年には任天堂の岩田聡社長が、2007年には宮本茂さんが基調講演を行ったほか、最新技術やゲームソフトなども展示され、新情報が公開される場でもあります。
林田氏の講演タイトルは「
Thinking in 3D: The Development of SUPER MARIO 3D LAND」(3Dで考える: スーパーマリオ3Dランドの開発)です。講演では、スーパーマリオ3Dランドの開発初期に出されたアイディアや、3Dマリオが立体視を採用した理由、立体視の特徴や効果的な表現といった話題が登場しました。
例えば立体視の話題では、会場では「
左右に並んだブロックのうち、大きいのはどちらか」という問題が出されました。3Dゲームでは、大きさの違うブロックでも角度によっては同じ大きさに見えたり、物同士の位置関係の把握が難しい場合も多々ありますが、立体視を用いるとこれらを正確に把握できるという利点があります。
また、講演では、林田氏が記録している”
宮本語録”についても触れられ、「
すべてのスタッフはハードを知らなければならない」といった言葉や、任天堂・電通ゲームセミナーにて林田氏が学んだゲーム開発の手法などが紹介されました。
いくつかは”社長が訊く”と重複している話題もありますが、非常に興味深い内容ですので、ぜひ以下のレポート記事も読んでみてください。
◎関連リンク
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『スーパーマリオ 3Dランド』林田ディレクターが語る、ゲーム制作、そして生きていくうえで大切なこと【GDC 2012】 (ファミ通)