物理エンジン「Havok」と任天堂が契約締結、WiiUソフト全開発者に提供へ
物理エンジンを手掛けるHavokは任天堂と契約を締結し、全世界のWiiUソフト開発者は「Havok Physics」と「Havok Animation」が利用可能になると発表しました。
Havok社が発表したニュースリリースによると、同社と任天堂は2012年3月6日付けで世界的なライセンス契約を締結したとのこと。これに伴い、全世界のWiiUソフト開発者は、同社の物理エンジン「Havok Physics」と、アニメーションエンジンツール「Havok Animation」を利用できるようになります。
リリースによると、Havokは「Uncharted 3」「Assassin's Creed: Revelations」「The Elder Scrolls V: Skyrim」など約500タイトルで採用されているとのこと。Wiiソフトでも「
大乱闘スマッシュブラザーズX」(任天堂)や「
ソニックライダーズ シューティングスターストーリー」(セガ)などで使用されています。
ミドルウェアは、通常であれば各ソフトメーカーがライセンスを得て使用しますが、今回のケースは任天堂が一括でライセンスを取得しているため、あらゆるWiiUソフトで使用可能になります。
こういった物理エンジンなどはゲーム開発に欠かせない存在になりつつありますので、開発の負担を軽減する意味でも朗報と言えそうです。
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Havok™が任天堂と契約を締結 Havok PhysicsとHavok Animation のテクノロジーを 全世界のWii U™用ソフトウェア開発者に提供 (Havok)