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「年男」な岩田社長が明らかにする、2007年のビジョン

  • 掲載: 2007年1月5日 00:10
 岩田社長は、産経グループが運営するニュースサイト「Iza!」のインタビューに答えました。
 岩田社長は今年48歳になられ、年男です。2002年に任天堂の社長に就任してから、今年で5年になりますね。以下、インタビュー記事から重要な部分を紹介します。

「プレイステーション3」が発売されましたが?

--「Wii」と同時期に家庭用ゲーム機「プレイステーション3」が発売されました
 「私たちが戦っているのは『PS3』のような機械ではありません。ゲームに興味がない人たちに、興味を持ってもらうには何が必要かを考えて『Wii』を作ってきました
--「PS3」は最先端のテクノロジーがウリですが
 「今あるゲーム機の10倍パワーを持ったゲーム機が登場したとして、それを自分は認知できても、家族は使いこなせるでしょうか。違いの分かる人だけを相手にするのは危険です。お客さんが興味を持つのは(映像が)きれいだからではなく、提案するゲーム機の内容が分かりやすく、面白いかどうか。従来の延長に答えはない。そう考え、非連続なものを作ろうと決めました

 ここら辺はお約束と言いますか、これまでにも何回か聞いたことのあることですね。聞くたびに、持論のブレのなさに驚かされますが……。

Wiiを定着させるための戦略は?

『DS』ができ過ぎなくらいにうまくいきました。このゲーム機のために生まれたようなソフトも多く出ました。そういったソフトを『Wii』でもどれだけ開発できるかが課題です。07年中に『Wiiスポーツ』のようなものを3つ4つ、出せれば流れができるでしょう

 「Wii Sports」と似たものと言うと、春に発売される「ヘルスパック」がその1つでしょうか。このソフトは宮本さんも力を入れているだけに、期待大です。


 思えば、DSの普及が本格的に始まったのは、「脳トレ」が発売された春でしたね。直感的と言う点で似ているDSの成功劇を再び繰り返せるかが、今後の普及のポイントのようです。

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