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「ニンテンドーネットワーク」発表、WiiUでは個人アカウント導入へ

  • 掲載: 2012年1月27日 23:15
 任天堂の岩田聡社長は、27日に開催した第3四半期経営方針説明会にて、ニンテンドー3DSとWiiUを包含する新しいネットワークプラットフォーム「ニンテンドーネットワーク」を発表しました。
 岩田社長によると「ニンテンドーネットワーク」は、DSやWiiで採用された「ニンテンドーWi-Fiコネクション」のような特定の機能と概念に特化したものではなく、様々なサービスを結びつける一体的なプラットフォームとすることを目指しているとのこと。
 従来のニンテンドーWi-Fiコネクションは、ランキングやオンライン対戦などに特化していましたが、ニンテンドーネットワークでは対戦や交流、コンテンツの販売といったネットワークを活用したサービスが、一体となって提供されます。

 ニンテンドーネットワークは、既に一部の3DSソフトで導入されています。例えば「マリオカート7」ではコミュニティ機能、ダウンロードソフト「とびだすプリクラ☆キラデコレボリューション」では有料の追加コンテンツ配信に対応しています。
 本作の追加コンテンツ配信は近日中に開始となる予定で、他にもスクウェア・エニックスより2月16日に発売される「THEATRHYTHM FINAL FANTASY」では楽曲が配信される予定です。

 また、ニンテンドーネットワークではパッケージソフトのダウンロード販売も視野に入れているとのこと。3DSでは設計段階から既に考慮されており、既に仕組みが用意されているとのこと。
 ダウンロード販売の仕組みはWii Uでも用意される予定ですが、開始時期については「流通のみなさんとの関係に配慮する必要性や、お客様にどのような形で受け入れていただけるのか、そして、お客様がお持ちのSDカードの空き容量など、市場の環境も見極める必要があると思っています」(岩田社長)とし、具体的な時期はあきらかにしませんでした。

 他にも、Wii Uではニンテンドーネットワークに対応した個人アカウントシステムが導入されるとのこと。DSやWiiでは家族間でのハードの共有が課題になっていましたが、個人アカウントの導入により使い勝手が向上するとしています。

 ニンテンドー3DSではフレンドリストの導入などによってオンライン機能が拡充されましたが、Wii Uではさらに進んだものなり、他社のプラットフォームに匹敵するサービスが提供されるようです。

◎関連リンク
 □2012年1月27日(金)経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 4ページ目 (任天堂)

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