コナミ子会社、ハドソンを3月1日付けで吸収合併
コナミデジタルエンタテインメントが、コナミの完全子会社であるハドソンを2012年3月1日付けで吸収合併することが明らかになりました。
ハドソンは、2011年4月1日付けでコナミにより完全子会社化されました。以後は携帯電話向けコンテンツの制作を中心に事業を行っていましたが、このたび2012年3月1日付けでの
コナミデジタルエンタテインメント(KDE)への吸収合併が決定しました。吸収合併に伴い、ハドソンは解散となります。
ハドソンが関東財務局長に提出した臨時報告書では、合併の理由について「
グループ内のデジタルエンタテインメント事業の中核会社であるKDE社に経営資源を集中し、より一層の連携強化を図る」と説明しています。
KDEは、コナミグループ内で家庭用ゲーム機や携帯電話向けソフトの開発・販売などを行っています。なお、ハドソンは音楽出版事業も行っていますが、これに関してはKMEが吸収します。
ハドソンは、1973年に札幌市のアマチュア無線機器販売店として誕生しました。パソコン用ゲームソフトの販売を足がかりにソフトメーカーへ転身し、ファミリーコンピュータ向け「ファミリーベーシック」の開発を経て家庭用ゲーム機向けソフトの開発・販売や、NECより発売されたPCエンジンの開発などを手掛けるなど、一時期は日本有数のゲームメーカーとして市場を牽引しました。
2005年にはコナミから第三者割当増資を受け、同社の子会社になりました。2007年に本社を東京都へ移転、2011年にコナミの完全子会社となり、現在に至ります。
◎関連リンク
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ハドソンが解散へ コナミデジタルエンタテインメントが吸収合併 (ITmedia)
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株式会社ハドソン