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割安で買収できる上場企業、1位は任天堂

  • 掲載: 2012年1月7日 23:31
 日本経済新聞に掲載されたM&Aに関する記事にて、割安で買収できる企業として任天堂やスクウェア・エニックスなどが挙げられています。
 日経の記事では、買収コストからみて割安な銘柄のランキング上位50社が掲載されています。このうち、19社は買収すると計算上は利益になる企業とのこと。
 ランキングの1位は任天堂で、ゲーム業界では他にも5位にスクウェア・エニックス・ホールディングス、6位にソニー、31位にセガサミーホールディングスがランクインしています。

 任天堂が1位にランクインした要因としては、2011年9月末時点で8865億円の資金を持っていること、業績悪化などで株価が下落傾向にあることが挙げられます。
 例えば任天堂を買収する場合、議決権を得るために必要な51%の株式を1株1万700円(大証一部での2012年1月6日の終値)で購入すると、単純計算で約7730億円です。任天堂の資金と買収額を比較すると、計算上は1100億円以上の利益になります。

 現在は円高ということもあり海外勢による日本企業の買収は減少傾向にありますが、円高が落ち着くと日本企業が海外からの買収の標的になる可能性があり、対策が急務となります。

◎関連リンク
 □買収コストからみて割安な銘柄 ゲーム、医薬が上位に (日本経済新聞)