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3DS、値下げ後の価格では本体が赤字に

  • 掲載: 2011年7月29日 00:55
 任天堂の岩田聡社長は28日、大阪市内で決算会見を行い、今後の見通しやニンテンドー3DS本体の値下げについてコメントしました。
 任天堂は28日、ニンテンドー3DSを8月11日より1万5000円とする価格改定を実施すると発表しました。
 本体発売から半年も経たずに1万円の値下げが発表されるのは異例の事態ですが、これについて岩田社長は「相当思い切った手段が必要と考えた」と理由を説明しました。また「いま手を打っておかないと来年以降の業績に明るいものが見えてこない」と、3DSの現状について危機感を滲ませました。

 なお、3DS本体の値下げ後は、本体の販売が赤字になるとのこと。3DS本体は引き続き年度内1600万台の出荷を見込んでいますが、28日に発表された業績予想の下方修正では3DS本体の値下げも要因の一つとなっています。
 一方で、年末商戦には「スーパーマリオ3Dランド」「マリオカート7」などの主力タイトルが発売されることから、ソフトの予想販売本数は6200万本から7000万本へと上方修正されており、本体とソフトを合わせて黒字を確保する見込みです。

◎関連リンク
 □任天堂:今期純利益25年来の低さに、3DS不振で-8月に値下げ (Bloomberg)

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