3DS本体をWii Uコントローラの代わりに、岩田社長「技術的には可能」
任天堂が6月29日に開催した株主総会の質疑応答にて、岩田聡社長はニンテンドー3DSとWii Uの連携についてコメントしました。
Wii Uの新コントローラにはタッチパネルが搭載されており、E3ではタッチパネルを活用したゲームのデモが展示されましたが、今のところは一台の本体につき一個の新コントローラという使い方が想定されています。
株主総会の質疑応答では「
3DSをWiiのコントローラとして使うようにはできないか」「
Wii Uについても、もし3DSをコントローラとして使うことができれば、複数の人が同時に使ってもタッチパネルを同じように使うことができるのではないか」との質問が出ました。
岩田社長は、この質問に対して「
技術的には可能だと思います」と回答しました。ただ、これには制約があり、ニンテンドー3DSとWii/Wii Uが通信すると、その間Wii/WiiUはインターネットとの通信が出来なくなるとのこと。
ただ、据置機と携帯機の連携については「
「両方買ってもらいたいから無理やり3DSをコントローラにした」と見られることのないように、両方をつなぐことが最も自然にできる場合に限って採用していかないとうまくいかないのではないか」と慎重な考えを示しました。任天堂が過去に取り組んだゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連携”コネクティビティ”にも触れ、「
お客様から「両方買わせるつもりか」というようなご意見をいただくことのないように展開したい」と回答を締めくくりました。
据置機と携帯機の連携は、上にもある通りGCとGBAが盛んでしたが、「
GCとGBAを両方持っていないとゲームを100%楽しめないのではないか」との印象を与えた面があり、WiiとDS/DSiでは控えめになりました。
GCとGBAが連携したゲームの中には面白いものもたくさんありましたので、良い形で3DSとWiiUの連携が実現すると良いですね。
◎関連リンク
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第71期 定時株主総会 質疑応答 (任天堂)