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任天堂が被災地へ商品提供、岩田社長「適切な行動を黙って行うのが任天堂らしいと考えている」

  • 掲載: 2011年6月30日 23:47
 任天堂が6月29日に開催した第71期 定時株主総会の質疑応答にて、岩田聡社長は東日本大震災の被災者に対する支援について回答しました。
 以下、そらねこ屋さんに掲載されている株主総会レポートから、該当する岩田社長の回答です。

 3月14日付けで日本赤十字社へ義援金をおくっている。当社の扱う商品は、娯楽商品なので、生死を言っている時期に持って行っても必要無い。現在避難所で運動不足なので、WiiFitを送って良いのか考えると、楽しく解消出来るひとと、身内をなくして静かにしていたい人がいると言う事を考えると、一概に送って良いものでは無い。実は、その後被災地の自治体へ聞いて、必要な商品を送っている。また、避難所に問い合わせたり現地へ行って、当社商品を必要数提供している。こういう支援については、世の中にアピールすべき事だとは思っていない。支援の志はすばらしいとおもうが、TVカメラを連れてくる人に別のものを感じてしまう。公平な支援が出来ないし、線引きも難しくなる。なので、 一切メディアには出さない方針だ。適切な行動を黙って行うのが任天堂らしいと考えている。

 任天堂は、震災発生直後の3月14日に義援金として3億円を寄付することを発表しました。岩田社長によると義援金の他に、発表はしていないものの自社商品を被災地へ送るといった支援活動も展開しているとのこと。
 ちなみに、この回答に関しては、上記の通り「世の中にアピールすべき事だとは思っていない」との考えから、議事録には記録しないとのこと。そのため、後日公式サイトで掲載される株主総会の質疑応答にも掲載されない見込みです。

 なお、そらねこ屋さんによると「質問・回答の内容は、私が聞いて、適度に略したりしているので、正確でない場合もあります。鵜呑みにしないように」とのこと。また、上記回答に関しては商品名が一部伏せられています。

◎関連リンク
 □11'任天堂株主総会レポート (そらねこ屋)

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 □東北地方太平洋沖地震: 任天堂が3億円寄付、修理品の発送遅れについても発表