北海道七飯町で15日、「Wii Party」を活用した高齢者向けのゲーム大会が開催されました。

　このイベントは、閉じこもりがちなお年寄りにテレビゲームで交流の場を持ってもらい、しかも別会場と映像で結んで多元中継できたら面白い、という発想で企画された高齢者ゲーム大会です。

　会場は七飯町の文化センターと大中山コモンの2ヶ所で、インターネットを経由して両会場の様子を生中継でモニターに映し出されました。使用されたゲームは「Wii Party」で、文化センターに4台、大中山コモンに2台のWii本体が設置されました。
　大会は4人1チームの団体戦で、選手は65歳から93歳までのお年寄り60人です。開催元である七飯町のほか、隣接する函館市からも1チームが参加しました。当日はプレイ前に講習や練習時間を用意するなど、高齢者への配慮もあったとのこと。開始後は4種類のミニゲームで順位を競い、上位5チームには七飯町流山温泉の招待券が贈られました。

　七飯町保健福祉課の與田敏樹課長は、大会について「2カ所を結んだことで相手の雰囲気も伝わって、臨場感も出た。一体感もあったし、盛り上がって本当によかった」と感想を語りました。また「夏はウオーキングなど体を動かす機会の多い人も、冬場になると外出を控えがち。そこにこのゲーム大会があれば、足腰というよりも気持ちが元気になる。たかだかゲームだけど、興奮するって大事だと思います」と、冬期間を中心に定期的に開いていきたい考えを示しました。

◎関連リンク
　□初めてのＷｉｉに大興奮　七飯町で高齢者ゲーム大会 （Yahoo!ニュース）
　□高齢者ゲーム大会ｉｎ七飯 （北海道新聞）