国内ゲーム市場、震災による影響額は73億円以上
エンターブレインは、3月11日に発生した東日本大震災による国内ゲーム市場への影響額が3月中だけで73億3000万円に達したと発表しました。
影響額は、例年の販売動向やソフトラインナップなどを分析して算出されました。内訳は、ハードウェアが28億6000万円、ソフトウェアが44億7000万円です。
要因としては、震災直後からゲームソフトの発売中止や延期が相次いだことが挙げられます。同社によると、発売中止・延期になったソフトは31本に達したとのこと。また、2月26日に発売されたニンテンドー3DS本体とソフトの販売が、震災後に急激に落ち込んだことも大きな要因となっています。
4月に入り市場は回復傾向にあるものの、同社社長の浜村弘一氏は「
ハードとソフトともに足下の販売は回復してきたが、ハードでは部品の供給不足で品切れを起こす可能性もある」と、影響が長期に及ぶ可能性があると指摘しました。
ニンテンドー3DSに関しては、「スティールダイバー」や「DEAD OR ALIVE Dimensions」など様々なソフトの延期もあり本体の販売は落ち着いた状態になっています。
しかし、一旦延期したタイトルの発売日が再決定され始めているほか、
「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」や「スターフォックス64 3D」など様々な作品が発売されます。CMも4月に入り再開していますので、夏に向けて再び盛り上がっていくことに期待したいですね。
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国内ゲーム市場の震災影響額は73億円超 (産経新聞)