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2010年度の国内ゲーム市場規模は4726億円

  • 掲載: 2011年4月2日 22:31
 エンターブレインは、国内における2010年度(集計期間:2010年3月29日~2011年3月27日)の家庭用ゲーム市場規模の速報を発表しました。
 それによると、2010年度の家庭用ゲーム市場規模は4726億円(前年比86.1%)とのこと。内訳は、ハードウェアが1706億8000万円(同79.0%)、ソフトウェアが3019億2000万円(同90.7%)です。
 2009年度は5490億7000万円(ハードウェアが2161億8000万円、ソフトウェアが3328億9000万円)となっており、前年度と比較してどちらの分野も市場規模が縮小しました。

 2010年度のハードウェア推定販売台数は、ニンテンドー3DSが80万1423台、ニンテンドーDSが252万3142台(累計3259万8870台)、Wiiが139万7498台(累計1153万4590台)、PSPが264万499台(累計1686万7853台)、プレイステーション3が140万7126台(累計634万1950台)、Xbox360が19万5563台(累計144万8665台)です。
 国内で2011年2月26日に発売されたニンテンドー3DSの販売台数は80万1423台で、任天堂が計画していた出荷台数である150万台は未達成であると思われます。また、携帯型ではPSP、据置型ではプレイステーション3が僅差ながらも発売以降初めてニンテンドーDSおよびWiiの販売台数を上回りました。

 2010年度のソフトウェア販売ランキングの上位5タイトルは、以下の通りです。
  • 1位: ポケットモンスターブラック/ホワイト 514万9022本
     (任天堂、2010年9月18日、ニンテンドーDS)
  • 2位: モンスターハンターポータブル3rd 437万2182本
     (カプコン、2010年12月1日、PSP)
  • 3位: Wii Party 182万6857本
     (任天堂、2010年7月8日、Wii)
  • 4位: ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 128万3423本
     (スクウェア・エニックス、2010年4月28日、ニンテンドーDS)
  • 5位: スーパーマリオギャラクシー2 95万6853本
     (任天堂、2010年5月27日、Wii)
 ソフトウェアに関しては昨年に引き続き任天堂ハードが好調で、上位5タイトルの内訳はニンテンドーDSが2タイトル、Wiiが2タイトル、PSPが1タイトル、メーカー別では任天堂が3タイトルになりました。
 「スーパーマリオギャラクシー2」は累計95万6853本を売り上げており、もしかすると前作よりも早いペースで100万本を達成できるかもしれないですね。

 震災の影響により2010年度末はソフトの発売延期が相次ぎましたが、2011年度はニンテンドー3DSのソフト展開が本格化するほか、PSPの後継機であるNGPが発売される予定ですので、ゲーム市場が活性化することに期待したいですね。

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